フィリピンの全ての空港で、2020年11月28日(土)より、新型コロナウイルス感染者との接触追跡を行うスマートホン用アプリ「Traze」を使用することが義務付けられます。
搭乗者は空港到着前にアプリをインストールし個人情報を登録しておくことが必要となります。
アプリ利用の流れなどをご紹介します。
フィリピンの空港で11月28日から接触確認アプリを義務化
フィリピン運輸省は、11月28日から、フィリピン国内全空港において、新型コロナウイルス感染者との接触追跡を行うスマートホン用アプリ(TRAZA)を導入すると発表しました。
現在、同アプリは試験的に運用されていますが、11月28日以降、全ての出発・到着客に対し、事前に同アプリをダウンロードし、必要情報を登録しておくことが義務付けられます。
空港を利用される方は事前に準備しておくとよいでしょう。
▼在フィリピン日本国大使館公式サイトに追跡アプリに関する情報が掲載されています。
フィリピンにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対応について(その61:接触追跡アプリ導入)
アプリ「TRAZA」導入の流れと利用方法
TrazeのWEBサイトによると、アプリ導入と利用方法など詳細は以下のようになっています。
アプリの特徴
・ORコードを使用
・GPSやBluetoothを使用しない
・オフラインで動作する(履歴の更新はオンラインで行う)
アプリを利用するメリット
新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触した可能性があると利用者に通知されます。
- モバイルストアからTRAZEアプリをダウンロードし、スマホにインストール
- アプリを開き、下の[登録]ボタンをクリック。「個人」として登録
- アプリに表示されている指示に従い、必要な個人情報を入力
- アカウントをアクティブ化する
空港での利用方法
空港では、チェックインカウンターやイミグレーションカウンター、出発・到着ゲート、荷物受け取り場所、エアポートタクシーなど、それぞれの場所でQRコードをスキャンします。
フィリピン運輸省(フェイスブック)
(接触追跡アプリ「TRAZA」の義務化、登録方法について)
11月14日現在、こちらには、TRAZEのダウンロードリンクが載っていないので、TRAZEのホームページからダウンロードします。
日本の新型コロナウイルス感染者接触追跡アプリについて
新型コロナウイルス感染者との接触追跡アプリは世界各国で利用されています。
日本では、厚生労働省が、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」を開発し、6月19日にリリースしています。
「COCOA」はスマホの近接通信機能Bluetooth(ブルートゥース)を利用したアプリです。
国や自治体が普及促進を呼びかけていますが、なかなか浸透せず、利用者数は伸び悩んでいるようです。
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) COVID-19 Contact-Confirming Application