7年前にフィリピン・セブに移住したMASAです。
常夏の南国フィリピンで生活すると、虫の問題は避けられません。
ゴキブリ、蚊もやっかいですが、アリもなかなか大変です。
キッチンなどでアリさんの行列を見付けると、めまいがします。
日本でもアリの問題はあると思いますが、フィリピンはアリの種類、数ともにハンパないです。
今回は、ホウ酸を使った毒餌など我が家のアリ対策をご紹介します。
人を噛むアリも! アリは駆除できるの?
結論、完全な駆除は無理です。
家でみかけるアリは何種類もいるので、基本、全てを駆除するのは無理だと思います。
対策をして家の中にアリを見かけなくなっても、しばらくしたら別の種類のアリが現れ、いたちごっこです。
また、我が家(アパート)のドアや窓などは細かな隙間だらけなので、シャットアウトすることは不可能で、何か好物を見付けると、簡単に侵入し、すぐにアリの行列ができます。
それでも、家の中にアリが増えてきたなと感じたら、少しでも減らすために対策が必要です。
また、種類によっては皮膚を噛むアリもいます。我が家にいた噛むアリは、突然チクッとして驚かされるだけですが、たちの悪いアリだと赤く腫れることがあるそうなので、気を付けなければなりません。
我が家のアリ対策
家の中にいるアリの退治法
まず、既に家に入ってきたアリを退治するにはどうするか。
数が少なかったら、一匹ずつ手やティシュなどでつぶすのが基本。
行列ができて数が多い場合は、石鹸水やアルコールで退治します。
ゴキブリ用の殺虫剤などは、室内に広がって体に悪そうなのでなるべく使わないようにしています。
アリの駆除に効果的な方法は
殺虫チョーク
フィリピンで売っている殺虫チョークです。
箱に「Roach(ゴキブリ)&Ant(アリ)Killer」と書かれており、ゴキブリもターゲットとしているようです。
これで線を引くとアリが近寄れません。
家の出入り口や隙間が空いていてアリが入りそうな場所に「ここから入ってきちゃダメよ」と、チョークで線を引いて使います。
このチョークは価格も安く、殺虫スプレーのように空気も汚さないので、長年使っています。(殺虫スプレーは価格も高いです。)
効果はそれなりにあるのですが、アリの種類によって効かない場合もあるようで、チョークの上を平気で歩いているアリを見かけたこともありました。
ホウ酸を使った毒餌
それから、ホウ酸と砂糖を混ぜ、お湯で溶かしてペースト状にした毒餌です。
プラスチックのトレイ、段ボールの切れ端などに載せて、アリの侵入経路などに置きます。
すると写真のようにアリが群がります。
そうなると、アリが目標を変えたからか、家の中のアリがいなくなります。
本来は、後で紹介するアリメツのように、その場で死なずに巣に持ち帰って、巣ごと退治するのが目的ですが、ホウ酸の配合が多すぎると、その場で死んでしまい、死骸でいっぱいになる場合も多いです。
ブログなどで、ホウ酸と砂糖を1対1と書いている方もいましたが、私はアリメツの成分を参考に、ホウ酸をなるべく少なめにしています。
いずれにしても、正確に測れないので配合はいいかげんです。
また、チョークと同様、アリの種類によって見向きもされない場合があります。
ホウ酸は、セブの地元の薬局で買おうとしましたが、見つからず、日本に帰国した際に買って持ってきたものです。
500グラム入りですが、少量ずつしか減らないので、長い期間使えます。
効果抜群!日本から持ってきた商品
フィリピン・セブに移住して間もない頃、日本から持ってきたアリメツという商品を使って効果がありました。
アリメツは、ホウ酸を使った毒餌で、食べてもすぐには死なないで、巣に餌を持ち帰って、巣ごと退治するという優れものです。
調べてみると、成分は、水分42.6%、糖蜜他57.4%(糖分98%・ホウ酸2%)となっており、ホウ酸の割合はわずかでした。
こちらは、さすが効果的なホウ酸の配分を調整してるだけに、置いた毒餌(液体)のほとんど全てををアリが群がって平らげ、巣に持ち帰ったようでした。
効果はあるのですが、今はコロナ禍でなかなか日本に行けないので、購入できません。セブの日本食材店でも虫対策の製品が買えますが、価格が2~3倍と高価です。
まとめ
我が家のアリ対策は、ホウ酸入り毒餌と毒チョークで、そこそこ効果があります。
そうした対策の前に、基本ですが、フィリピンでは、虫を寄せ付けないために以下のようなことが大切です。
- 食品は必ず密閉して保管する。
- 残飯、食べかすなどは放置しない。
- 生ごみはこまめに袋に入れてからゴミ箱に捨てる。
常時、気温が高いので、少しでも隙間があると、生ごみから虫がわいたり、アリが群がったりするので、気を付けなければなりません。