フィリピン人はスナックが大好き。
スーパーへ行くと、たくさんのスナックが並んでいます。
その中の定番にCalbee(カルビー)製のポテトチップがあります。
日本でもおなじみの会社なので、日本人の方は目を止めることでしょう。
でも、実際はメイドインジャパンではありません。
フィリピンのCalbeeポテトチップについてご紹介します。
フィリピンのスーパーでおなじみのCarbeeポテトチップ

フィリピンのスーパーには、数多くの種類のスナックが並んでいます。
ポテトチップスの種類も多いですが、カルビーのポテトチップスも定番となっています。

種類は豊富で、味は日本のポテチとそんなに変わりなく、ふつうに美味しいです。
価格はふつうのフィリピン製ポテチと同程度か若干高め。
塩味、小袋(28グラム)で15ペソ(33円)。




カルビーのロゴが入り、JAPAN’S #1 SNACK BLANDと日本のブランドをアピールしています。

フィリピン製 Calbeeポテトチップス
カルビーのポテトチップスはてっきり日本製だと思っていたら、現在は完全にフィリピンの会社が製造、販売しています。
Universal Robina Corporation (URC)という会社です。

URCは「JACK ‘N JILL」というフィリピンではよく知られているブランドのスナックをつくっています。
カルビーとURCは2014年、折半で合弁会社カルビー―URCを設立。
しかし、赤字経営が続き、2018年に合弁を解消しました。
その後もカルビー・ブランドの製造販売許可はURCに認められたため、今もカルビーブランド製品が製造・販売されています。
ちなみにJACK ‘N JILLブランドのポテトチップスはこんな感じで、カルビーブランドの横に並んでいたりします。


参考:カルビー、フィリピンの菓子事業から撤退(2018年9月26日・日本経済新聞)
まとめ
社会がグローバル化して、マーケットが世界に広がっていますが、海外の日本ブランドも実際には日本製ではないという場合も多いです。
フィリピンにも製造業や外食産業など様々な日本企業が進出しています。
日本人としては日本ブランドを目にするのはうれしいですが、地元企業との資本関係など表には見えない部分も多いと思います。