フィリピンに住んでいる日本人の方で自炊されている方は、魚を選ぶのに苦労されているのではないでしょうか。
種類も豊富ではなく、どのように料理するかよくわからない方も少なくないと思います。
私はセブに移住して7年目になります。
魚料理に関してはまだまだ知識が少ないですが、ふだん我が家で食べている魚で、まあまあ日本人の口に合いそうなものをご紹介します。
フィリピン・セブの魚の食べ方をご紹介
日本では、あらゆる種類の魚介類が食べられます。私は北海道に住んでいたので、脂ののった美味しい魚が当たり前に食べられました。
私が家族の食事を作っていますが、セブに来た当初、家族の口に合う魚を見付けるのが一苦労でした。肉ならある程度分かるが、魚は情報が少なかったので、 ネット上の情報やマーケットの人に聞いたりして、何種類か試してみました 。
その一部をご紹介します。
ミルクフィッシュ (bangas)
上の写真の魚がミルクフィッシュです。これは英名で、フィリピン名はbangas(バンガス)。家族の口に合うので、今、定番で食べています。
フィリピンの国民的かつシンボル的な魚で、中級~高級な魚と言われています。フィリピン料理店に行くと、たいていバンガスの料理があります。
価格はロビンソンスーパーで、キロ260ペソと、日本の魚の感覚からすると、高めでしょうか。


これはスーパーで開いて、内臓を取ってもらいました。
鱗が多くて取るのが大変なので、その時に取ってもらいます。鱗は、定規と同じscaleと言いいます。
多めの塩をふり、ニンニクスライスをたっぷりのせて、酢に付けて一晩置き(写真左)、フライパンで揚げ焼きします。(写真右)
小骨が多いですが、柔らかくであっさりとした味で、家族みんな好きな魚です。
また、切り身をフライにしても美味しいです。
ドゥハウ(duhau)

ドゥハウという魚(写真)は、市場やスーパーに行くと「アンドゥーハウ(Anduhau)」という魚と一緒に並んでいることが多いです。
この2つは大きさが違いますが、似たような魚です。サバにちょっと似た感じですが、サバのように脂はのっていません。
これらは、以前は、よく食べていましたが、ミルクフィッシュの方が美味しいので、最近はあまり買っていません。
値段も以前はキロ200ペソ位だったのですが、最近はミルクフィッシュより高くなっています。


塩焼き(写真左)、サバの味噌煮風(写真右)。どちらもまあまあかなぁ。
イカ大根

フィリピンでもイカの料理は色々あると思いますが、作り慣れている日本食のイカ大根をたまに作ります。
大根は日本のものよりかなり小さいですが、味は同じです。
大きさにもよりますが、イカとエビの値段は高めです。
ラプラプ

それから、食べたことはないのですが、フィリピンを代表する高級魚で、魚の王様と言われる「ラプラプ」が気になります。
ハタ科のあっさりとした白身魚で様々な料理に使われるようで、刺身にしてもおいしいそうです。
赤色と茶褐色の2種類あります。丸っこくて太めで派手な模様、スーパーや市場でひときわ存在感を放っています。
スーパーではキロ480ペソで売っていました。機会があれば一度食してみたいものです。
フィリピン・セブの魚 まとめ
フィリピンは島国であり、現地の人は結構魚を食べています。
料理は日本人の口に合うものが多いと言われていますが、独特の味付けも多く、見た目で予想していた味と、実際に食べてみた味のギャップがあることも少なくありません。
魚の入ったスープ「シニガン」はフィリピンの代表的な料理で、これを好む日本人も多いです。しかし、酸味が強く、我が家では、子供は苦手としているため、作ることはありません。
今回は日本食に近いものをご紹介しましたが、機会があれば、フィリピンの魚料理もご紹介したいと思います。