フィリピンではビールを安い値段で飲むことができます。
ポピュラーなローカルのビールは、小瓶や缶ビールが100円前後で飲めます。
また、スーパーには日本など海外のビールも並んでいます。
日本のビールは高価だと思っていたのですが、比べてみると、なんと日本より安かったのです。
銘柄は限られますが、フィリピン・セブで安く飲める日本のビールについてお伝えします。
日本とつながりの深いフィリピンのローカルビール
まず、セブのスーパーで、最も売り場を占めているローカルビールを紹介します。
フィリピンでは「サンミゲルビール」社のビールが圧倒的なシェアを誇っています。
サンミゲルの最もポピュラーなビールは、「ペールピルセン」(Pale Pilsen)、「サンミゲルライト」(San Miguel LIGHT)、「レッドホース」(RED HORSE)です。
価格は320ml瓶で「ペールピルセン」が 36.5ペソ(約80円)、「サンミゲルライト」が 42.5ペソ(93円)、「レッドホース」37.5ペソ (83円)と安いです。
アルコール度数は「ペールピルセン」「サンミゲルライト」が5%ですが、「レッドホース」は6.9%と高いのが特徴です。
味は、喉越しはよく飲みやすいですが、全体的に日本のビールより、苦味が薄い感じがします。
「サンミゲル」はフィリピンの財閥で、「サンミゲルビール」はその子会社です。
画像はサンミゲル社のサイトですが、右下に注目してください。
見覚えのあるビール(キリン一番搾り)があると思います。
実はキリンは、2009年にサンミゲルビールの株式48.39%を取得。「キリン一番搾り」を販売しています。
セブのスーパーに並んでいるビールはキリンとアサヒ
一方、セブのスーパーにはサンミゲル製ビールと並んで、キリン「スーパードライ」とアサヒ「一番搾り」が並んでいます。
他の海外製のビールは、オランダの「Heineken」、シンガポールの「Tiger」が常連。
「Sapporo」など他の日本製ビールをみかけることもありますが、数は少ないです。
キリンとアサヒ~日本の価格と比べてみた
キリン「スーパードライ」とアサヒ「一番搾り」を日本で販売されている値段と比較してみました。
(※セブのスーパーの値段です。地域や店によって値段に差があります。)
フィリピン(セブ)のビールは単品で販売、日本のビールは「価格.com」で調べたまとめ買いの値段です。
商品 | フィリピン(セブ) | 日本 |
キリン一番搾り(缶) | 330ml・77ペソ(約170円) 1ml当たり・0.52円 |
350ml・約199円 1ml当たり・0.57円 (24缶のまとめ買い) |
アサヒスーパードライ(瓶) | 330ml・69.5ペソ(約153円) 1ml当たり・0.46円 |
334ml・約229円 1ml当たり・0.69円 (30本のまとめ買い) |
容量が違うのでぱっと見では分かりづらいですが、1ml当たりにすると、まとめ買いであるのに関わらず、どちらも日本のビールの方が高いということが分かりました。
これは意外でした。
キリン一番搾りは値段の差はそれほどありませんが、スーパードライは日本の方がかなり高いという結果になりました。
ちなみに、330mlの小瓶で、 オランダの「Heineken」 は57.5ペソ、 シンガポールの「Tiger」 は37.25ペソと、日本のビールより安いです。
また、「Super Dry」というサンミゲルの中では少し高めのビールは、330ml缶で71.25ペソと、アサヒスーパードライより高いです。
日本ブランドのビールは海外で作られていた
安く販売されているので、フィリピン国内の工場で作られていると思いきや、ラベルを見てみるとそうではありませんでした。
まずはキリンの一番搾り。
サンミゲル社とつながっているので、サンミゲルの工場かと思いましたが、ラベルに書かれている工場の住所は中国でした。
アサヒスーパードライ
タイの工場で作られていました。
まとめ
値段の比較をしたところ、フィリピン・セブでは、日本のビールが安く楽しめるということが分かりました。
ローカルのサンミゲルに日本のビール、Hineken、Tigerビールなど安い値段で色々なビールを楽しむことができます。