フィリピン・セブに移住して7年目のMASAです。
フィリピンを訪れた日本人が避けては通れない問題に、フィリピンのトイレ事情があります。
トイレ自体と使い方が日本とはかなり違うので、ほとんどの方がカルチャーショックを受けると思います。
7年前と比べるとかなり改善されてきましたが、それでも日本と比べると汚いトイレが多いです。
ここでは、フィリピンのトイレの使い方を整理し、対応方法をご紹介します。
日本のトイレとの大きな違い
日本のトイレとの大きな違いは以下の3点です。
- 便座がない
- 紙を流せない
- トイレットペーパーを置いていない
カルチャーショックを受ける日本人も多いと思いますが、かつての日本の和式トイレも外国人にとってはきっとカルチャーショックだったと思います。
では、詳しくみていきましょう
フィリピンのトイレには便座がない!?
衝撃の便座なしトイレ

初めて見たときは!?でした。
「どうやって使うのだろう」
いろいろ想像しましたが、結局、腰を浮かせて中腰状態で使用しました。
もう若くないので中腰は大変です。

最近は、ベビーワイプ(消毒液付きティッシュ)で拭いて、直に座っています。
直座りは抵抗がある方も多いかもしれません。
「シートカバー」を使っている方もいるようです。
私は常にコレをバッグに入れてます…。w pic.twitter.com/25DMZhzGij
— なかがわ@🇵🇭フィリピン (@NakagawaR) July 30, 2019
地元の人は、トイレの便器に両足を乗せて、用を足している人もいるようです。
便器の縁は細いし、滑りやすいし、アクロバティックです。
まだまだ多い便座なしトイレ

フィリピンでも富裕層向けのコンドミニアムや住宅、高級ホテル、ショッピングモールなどでは、日本のトイレと同様のトイレもあります。
しかし、公共の場では、多くの場合、便器に便座がありません。
私が移住した7年前と比べると便座付きのトイレは増えてきましたが、まだまだ便座なしの便器が多いです。
私が住んでいるアパートのトイレには便座はありますが、買い物など外出の際には便座なしを使う場合が多いです。
私もそうでしたが、日本人は衝撃を受ける方が多いのではないでしょうか。
フィリピンのトイレでは紙を流せない

フィリピンでは基本、水洗トイレで紙を流してはいけません。
使用済みの紙は、個室に置かれているゴミ箱に捨てます。
「トイレットペーパーは流さないで下さい」張り紙を貼っているところも多いです。
フィリピンのトイレは排水管が細く、水流が弱いことや、水に溶けやすいティッシュが十分普及していないためのようです。
これもカルチャーショックでした。
日本では、使用すみの紙は流して、おさらばというのが当たり前でしたので。
汚れた紙がゴミ箱に残っているのはちょっとなぁ。
フィリピンの公衆トイレにはにトイレットペーパーがない

フィリピンではスーパーやレストラン、公共施設などのトイレには、基本、トイレットペーパーが設置されていません。
ですので、外出する際はティッシュペーパーを必ず持ちましょう。
たまに、トイレの入り口のところにトイレットペーパーがある場合がありますが、個室に入る前にまとめて確保しなけれればなりません。
ローカルなトイレ
フィリピンの一般家庭バやローカルなスーパーマーケット、公衆トイレなどは以下のようなトイレが使われています。
タボ(手桶)と水の入ったバケツ

用を足した後、片手で手桶を持ち、もう片方の手で水をすくって、おしりを洗います。
手でお尻を洗うのにはちょっと抵抗がありますが、紙で拭くよりキレイになります。
ミニシャワーが設置されている

タボの進化型。シャワーでおしりを洗います。
自分で水を流すタイプ
水洗用のタンクがないので、用を足した後に水をすくって流します。
手動式の水洗トイレという感じ。
手桶やシャワーで水使うと床が水浸しになりそうですが、実際、床が濡れているトイレが多いようです。
トイレはCRと呼ばれる
フィリピンではトイレのことをCRと呼びます。
Comfort Room(コンフォート ルーム)の頭文字を取っています。
ショッピングモールなどで店員やガードマンにトイレを尋ねる場合、「Where is CR?」「CR?」などと尋ねましょう。
「Toilet」「RestRoom」でもよいですが、「CR」の方がシンプルで伝わりやすいです。
発音は「シーアール」ではなく、「スィーアール」という感じで伝わると思います。
フィリピンのトイレ事情 まとめ
フィリピン・セブに7年も住んでいると、あまり気になりませんが、初めてフィリピンを訪れた方は、トイレに入って驚かれると思います。
多少、予備知識があると、心構えや必要なものの用意ができる思います。