6年前、一家でセブに移住したMASAです。
2020年10月23日にフィリピン退職庁がリタイアメントビザ(SRRV)の発給手続きを停止するとの発表がありました。
私は、長期にわたって生活するのにメリットが大きいリタイアメントビザ(SRRV)を取得しています。今回は新規取得に関する内容だと思いますが、今後更新する際には影響があるのかは分かりません。
今回の停止の理由や今後の動きなどについてご紹介します。
フィリピン退職庁(PRA)は、2021年5月12日、SRRV申請を再開しました。
フィリピンにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対応について(その106:SRRV申請の再開)在フィリピン日本国大使館
リタイアメントビザ(SRRV)発給手続停止について
発給手続停止の経緯
観光省(DOT)は10月23日、リタイアメントビザの年齢や預入金などの要件を見直すために、フィリピン退職庁(PRA)に対し、発給手続きを当面停止することを命じました。
フィリピン退職庁(PRA)は、35歳から49歳以上の外国人がリタイアメントビザを取得できることとしてます。
しかし、そのほとんどが中国人であるため、国家の安全保障に影響を与える可能性があることを、議員が指摘していました。
10月26日のPRA理事会では、PRAが年齢層、預金額、投資額などの方針を検討するように指示されたとしています。
フィリピン退職庁は、移民局、司法省、労働雇用省などの他の政府機関と連携して、SRRV保有者のプロファイルと活動を監視する「強化プログラム」を実施することが求められてれています。
また、観光促進委員会(TPB)と調整し、他国のビザを参考に、新しい発給方針を検討する予定となっています。
フィリピン観光省によると、フィリピン退職庁が上記の指示に準拠するまで、リタイアメントビザ発行は停止されるとのことです。
参考:PRA ordered to suspend special visa issuance(フィリピン政府のニュースサイト)
リタイアメントビザ取得者の国別人数
上院での観光省予算審議中に提示された記録によると、リタイアメントビザ保持者で最も多いのが中国人で27,678人。その大多数は35歳とのことです。
その他の国は、韓国人14,144人、インド人6,120人、台湾人4,851人、日本人4,016人、アメリカ人3,704人、香港の中国人1,870人、イギリス人1,595人、ドイツ人792人、オーストラリア人752人、その他の国籍が4,498人となっています。
今回の発給手続き停止に関連する中国人の数は断トツで多いですね。
日本人は5番目に多く、韓国人は日本人の3倍以上でした。
我が家では更新手続き中
私たち一家は6年前、5人でフィリピンのセブに移住しました。
リタイアメントビザ取得のポイントは以下の通りです。
私と妻は別性婚なので、別々に取得する必要がありますが、子供3人の分も一緒に取得できるメリットがあるので、リタイアメントビザを選びました。
- 永住権がある
- 35歳以上
- 大人一人200万円の預託金が必要
- 取得者の配偶者と子供2人まで無料
- 年会費360ドル(約38000円)
- SSP(特別就学許可・年間1人22000円程度 ※学校によって異なる)が免除される
現在、更新手続きを行っている最中です。
9月26日に更新料、私と妻、それぞれ360ドル(約3万6千円)を支払いましたが、まだ手続きは完了していません。
変更を検討しているので、いろいろと不安になりますが、ドゥマゲッティ観光協会さんの公式HPで、最近、リタイアメントビザの更新を完了したことが紹介されていました。
偶然、僕がSRRVのリニューアルを8月下旬にメール&遠隔で申請し、10月22日にPRAで更新完了したというメールが来ました。
今後、PRAの動向を追っていきたいと思いますが、既に取得済の人に影響があるのかどうか、心配な面も多いです。