フィリピンサプライズ満載の免許更新
夫婦で自動車運転免許証の更新(セブ島マンダウエ市のJ センター・モール ※現在Jセンターは改装のため閉鎖されています)に行ったのですが、フィリピンらしさ満載でした😅
- 尿検の料金を払ったのにされず、異常なしとなっていた。5年前の更新時は尿検は確かにあった。
- 視力検査は日本でもお馴染みの「C」画像がパソコンに写っているのに、何も聞かれずに進められ、「異常なし」となった。
- 身長や体重を測る機材が設置されていたが、使われずに素通りさせられ、私の身長も体重も書類に勝手に記載された。
- 英語で交通ルールを問うオンラインの試験を受けさせられた。初めて免許を取得したときは、日本の免許証があるだけで知識を問われなかったので、フィリピン交通ルールを理解できているか不安を感じる時があった。テストには驚いたが、むしろ良いことだと感じた。
- 5年期限だけではなく、10年期限も選択できた。10年間も更新手続き不要はラクチン。
- きわめつけのサプライズは、私の名前、性別(女性)で、 写真は夫の免許証ができあがったこと(爆)。
フィリピンの自動車免許更新期限切れについて
私は数週間、夫は数カ月、免許の期限が切れてからの更新でしたが、おとがめもペナルティーもなかったのはラッキーでした。でも、今後はじゅうじゅう気を付けます。
免許更新のコツと手順
【事前準備】旧免許証のコピーを準持って行く
期限が切れる、または切れた免許証のコピーを事前に準備して行きましょう。一枚の紙の表面に、免許証の表裏両方を印刷しておいてください。会場には5ペソでコピーしてくれる店がありますが、数十分、並ぶことがあるからです。
また、私は前回の更新時にプラスチックの免許証が発行されず、紙の免許証が発行されました。SMseasideという我が家からは遠いところに手続きに行くのが面倒で、紙のまま5年間使ってボロボロでした。今回の更新時には、このボロボロの紙と、さらに以前のプラスチックの免許証の両方のコピー表裏、2種類のため計2枚が必要でした。
【事前準備】スマホのモバイルデータを使える準備をしておく
会場でオンライン試験を受けることになります。受験のためのIDは会場で渡されます。モバイルデータが使えれば、会場で当日中に終わるので準備しておきましょう。
【事前準備】朝の8時には会場に到着する
会場はマンダウエ市内の J センターモールです。朝の8時には到着するようにしましょう。
私たち夫婦は朝の10時に行ったのですが、手続きが完了しないタイミングで「明朝8時に来るように」と帰されてしまいました。
早朝から開いているのは、Taiwan Bakery (台湾パンの店) 側の入り口です。そこから入って3階のフードコートに直行しましょう。
尿検査と視力検査センターを先に訪ねる
3階に上がると、真ん中にある LTO の事務所が目立ちますが、先に、端にある、らせん的な階段を上がって尿検査と視力検査場に行き、医療証明書(medical certification)を手に入れましょう。証明書を得てからLTOに行くとスムーズです。
医療検査料金550ペソは、尿検査も視力検査もされなかったことから、詐欺にあった気分ですがね( ;∀;)。
なお、ここでは、この医療証明書に掲載される写真を撮影します。
私は、 運転免許証に掲載される写真だと思って、指示に従ってマスクを外した後、あわてて口紅をつけて撮影してもらいましたが(苦笑)、これは医療証明書に掲載されるだけの写真で、運転免許証用のは後で、別の場所で撮影します。よって、撮影結果に一喜一憂する必要はありません。
LTOの入り口前にいるスタッフに書類を見せてみる
ここまででそろった書類は
①旧運転免許証原本、
②その両面コピーが1枚に収まったもの、
③医療証明書、
の3点です。
LTOの入り口前に人々が列を作っていることがあります。でも、LTOでは免許の更新だけではなく、 emission test (車検)関連手続きも行われているので、列に並ぶのが必要か確認するために、入り口にいるスタッフさんに「Renewal driver’s license」と目的を告げ、書類を見せてみましょう。
私の場合はここでスタッフさんに申請書の雛形を渡されたので記載し LTO内の窓口に提出しました。
交通ルールのオンライン試験を受ける
1時間ほど待たされて、Client IDとパスワードを教えられます。そして、入り口前にあるQRコードが書かれたポスターからLTOサイトにログインするように指示されます。
LTOサイトには、事前に登録することもできるようなので、
自宅で試験を終わらせておくと楽だと思います。
自分のスマホで操作することになります。
データ通信(インターネット)にログインできるようにしておく必要があります。
ログインして
上部のメニューー> E ラーニングー> CDE Online validation Exam
と進め、 そこで「英語」を選択して、交通ルールの選択試験問題に取り組みます。
「50% or at least 13 correct answers out of 25 questions.」、つまり、25問中50%または少なくとも13問の正解で合格です。
『合格しなかったらどうなるのか』と不安な思いで夫婦並んで受験しましたが、結論から言うと何度でも受験できて、合格した物だけそれを証拠に印刷すれば良いのであまり心配することはありません。
また、途中でカウントダウンの表示が出て、時間制限があるの?と焦りますが、時間制限はありません。
とはいえ、
- 全て同じ選択を選ぶ適当なやり方ではパスできない
- 問題は常にランダムで表示されるので隣の人と答え合わせをすることはできない
←私のように同行者(夫)が隣で受けることはほぼないと思われますが。
全部の問いと回答を知りたい方は コチラ にまとめましたのでご参照ください(問のABC順に並べています)。事前に勉強していくのもよろしいかと。
試験内容は英語かつ外国ルールのため、選択式とはいえ、結構難しいです。
問題例
- Where can you contest an alleged traffic violation?
申し立てられた交通違反に対してどこで異議を唱えることができますか?
⇒「traffic adjudication office concerned(交通裁定局)」です。 - Under R.A. No. 11229, What is the allowable age that a child may sit in front passenger seat of a car?
ほにゃららの法律のもと、助手席に座ることができる子供の年齢は何歳ですか。
⇒12歳より大きい子たち。 - 一般の免許が取れるのは何歳から?
⇒17歳
…って、こんなこと、免許更新に来たアラフィフには必要ない問題ですよね?(´;ω;`) - オートバイに使うべきヘルメットのタイプは以下のどれ?
⇒DTIの仕様に準拠した標準のオートバイ用ヘルメット
…これも、オートバイに乗らない人には酷な質問ですわ。
合格したら、スマホ上の指示に従って合格証のスクショを撮りましょう。 同じ階にあるコピーセンターの出張所みたいなところではスマホデータ印刷はできませんが、一つ下の階(だったかな)にあるインターネットカフェに行けば、指示されたメールアドレスにデータを送信することでプリントアウトをしてもらえます。それを受け取って再び LTO に戻りましょう。
運転免許証発行の仕上げ
揃った全ての書類を提出し、 整理番号を受け取って待たされます。混み具合に左右されますが、我々の場合は一時間半ほどで名前を呼ばれました。
運転免許証に掲載する写真を撮られ、 すぐにプラスチックの運転免許証が発行されます。
こぼれ話① 名前は私(妻)、顔写真は夫の免許証
実は、免許証に掲載する写真撮影待ちの時間に、私(妻)は自宅で留守番をしている子供たちに電話をかけに行きました。 夫をLTOに残しているので大丈夫、とタカをくくっていました。
不運なことにそのタイミングで私の名前が呼ばれ、夫が「妻は外に出た」と伝えたところ、職員は「わかった。座れ」と言ったそうです。夫は、自分の番を先にしてもらえたと思って座って写真を撮られました。すると、出来上がったのは、私の名前、性別(女性)であるにも関わらず、 写真だけが夫の免許証でした(爆)。
間違えに気づいた職員も大慌て。私たち夫婦と共に上司らしき人に報告し、結果、マニラに報告が必要なため、 後日、改めて夫婦で最終手続きに来るように、と言われてしまいました。
この写真の件は、私たちにも非があったことは認めます。
ですが、その奇妙な免許証に書かれている住所は、 私には無縁のナガ市(同じセブ島にある別の市)であったことも謎で、なぜそんな間違えが起きたのでしょうね( ;∀;)
こぼれ話② ヒヤヒヤさせられた紙の免許証時代
紙の運転免許証を5年間使っていた間は大変でした。
- 有効期限は薄れて見えなくなっていた(免許証が切れていることに気付かなかったのもそのせい)。
- 身分証として扱ってもらえないので、さらに前のプラスチックの免許証も常に持ち歩き、期限が切れているそれを身分証として使うことがほとんどだった。
一度、個人的にアメリカのオンラインサービスを利用した際、「フィリピンに住んでいるのに、日本のクレジットカードを使うのは怪しいので、フィリピンに住んでいることを示せる有効期限内の運転免許証などを見せてほしい」と言われたことがあります。
「運転免許証は紙製でボロボロです」なんて言っても信じてもらえるわけありません。犯罪者扱いされるかも、と青ざめました。
もう、どうにでもなれ~と、紙の免許証を撮影して送ったところ、気のせいか反応は遅かったのですが、「確認できました。失礼しました」の返事が来て、心底ホッとしたことがあります。
皆さんもスムーズに免許更新をして、10年間安全運転を心がけましょう!
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