長期留学 vs. 日本人マネージャーとしての滞在
「6ヶ月や1年間、フィリピンに留学してしっかり英語を身につけたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、1年間の留学には 約300万円(学校によって異なります)もの費用がかかります。
一方、日本人マネージャーとして 1年間滞在する場合、費用は0円。しかも、毎日マンツーマン授業を受けることができます。日本人マネージャーとしての業務が発生するため、留学と比べると自由な時間は限られますが、「働きながら英語を学びたい」「留学費用を抑えたい」という方には最適な選択肢です。
日本人マネージャーに向いている人
以下のような方は、日本人マネージャーの仕事が向いています。
- 時間をかけて学びたい方:短期集中の留学よりも、時間をかけて授業を受けたほうが英語力が自分に定着すると感じる方。
- マルチタスクが得意な方:書類作業やスケジュール管理、ITツールの操作が得意な方。
- 人との関わりが好きな方:学生・講師・上司(多くは外国人)との関係を円滑にし、日本人留学生のサポートができる方。
- フィリピン生活に抵抗がない方:6ヶ月~1年以上の長期滞在が可能な方。
- 将来のキャリアを考えている方:なぜ英語を学びたいのか、英語を使って将来何をしたいのかの考えを明確に持っている方。
元日本人マネージャーの体験談
2025年初頭まで語学学校の日本人マネージャーをされていた、あき様(男性)にお話を聞きました。
こんにちは、愛知県出身のあきです。19歳の時から1年弱、フィリピンのクラーク地域にある韓国人資本の語学学校で日本人マネージャーをしていました。現在は20歳でセブ島のIT企業で働いています。
フィリピンに来る前は東京でインターネットやテレビの不具合を電話でサポートするカスタマーサービスの仕事をしていました。その頃、英語力を向上させたいと思い、フィリピン留学を選びました。
フィリピン留学を選んだ理由は、欧米留学に比べてコストパフォーマンスが良く、マンツーマン授業が豊富だったからです。特にスパルタ式の学校に興味があり、PINES(パインズ)インターナショナルアカデミー(IELSTSキャンパス)に留学しました。12週間の留学終了間際に、日本に帰国しても特にやりたいことがなく、フィリピンの暖かい気候が好きだったため、日本人マネージャーとしてもう少し滞在しようと決意しました。
日本人マネージャーの仕事を探す際はインターネットやFacebookを活用し、現地での情報収集も行いました。約7つの学校に応募しましたが、面接まで進めたのは3校でした。履歴書は英語で書き、過去の職務経験、英語力(TOEIC740点)、PCスキル、勤務可能期間などを記載しました。
日本人マネージャーとしての主な仕事は、留学エージェントとのコミュニケーションやマーケティング活動が中心でした。具体的には、ZOOMでの学校紹介、エージェント対応、パンフレットの翻訳、新カリキュラムや設備のマーケティング用資料作成、SNSやブログ更新、動画編集などでした。初代マネジャーだったため、日本語資料がまだなかったので、翻訳して作りました。
勤務スケジュールは朝8時半から夕方6時までで、朝から昼間は主に広報活動を行い、午後は授業参加や休憩を取っていました。夕方以降は生徒さんとの交流時間もありました。
仕事上、特に苦労したのは深夜の空港ピックアップや、高校生など単独で留学する生徒さんへのケアでした。一方で、生徒さんが英語を話せるようになり、成長していく姿を見られることや、日本からの新しい生徒さんが増えることにやりがいを感じていました。
フィリピン人スタッフとは文化や仕事の進め方の違いを感じ、業務を進める上では「午前中までに」など曖昧な指示を避け、具体的な時間を明確に伝えるようにしていました。休日はSMクラーク、スービック(ビーチエリア)、コリアンタウンなどで食事を楽しんでいました。
生活は、韓国人資本のため韓国文化が色濃く反映され、木造の東南アジア風というよりはモダンで洗練された環境でした。給与や待遇は、住居や食事が無料で提供され、ビザ関連費用なども全て会社負担だったため、働く上での経済的な負担はありませんでした。
約10ヶ月ほど日本人マネージャーを務めた後、IT業界へと転職しました。現在はクラウドコンピューティングを学びつつ、セブ島で新たなキャリアを築いています。
日本人マネージャーって、意外と「板挟み」が多い仕事。フィリピン流のゆるっと感覚と日本式のきっちり感の間で揺れ動くスリルを楽しめる人にぴったりです(笑)!お金はあんまり貯まらないけど、思い出と笑い話はたっぷり貯まります!お財布より思い出を豊かにしたい方に超オススメです。
フィリピン語学学校の日本人マネージャー募集情報一覧(求人情報)
HELP English Academy(クラーク/バギオ)

フィリピン最古の英語学校で働きながら英語を学ぶチャンス!
HELP English Academyは、1996年創立の歴史を持つフィリピン最古の英語学校 です。バギオとクラークに2つのキャンパスを構え、年間を通じて350名の学生を受け入れ可能。
フィリピンの英語教育のパイオニアとして、従来の授業中心の学習方法から、全寮制のスパルタメソッドを導入 し、実生活の中で英語を習得するスタイルを確立しました。
これまでに6万人以上の卒業生を輩出し、高い満足度を誇っています。
📌 勤務地:
・HELP クラークキャンパス / バギオキャンパス
📌 待遇(サポート内容)
・1日4コマの英語授業 無料
・寮・食事 無料
・ビザ延長費用 無料
・月給 10,000ペソ
※ 往復航空券、電気・水道代は自己負担 となります。
📌 応募条件
・日本語のコミュニケーション能力が優れている方
・英語での基本的な意思疎通ができる方
・Microsoft Office、Google Officeなどの基本操作ができる方
・責任感があり、細かい作業が得意な方
・自主的に行動でき、柔軟性のある方
・ポジティブで学生・講師・マネージャーと円滑に関われる方
・健康状態が良好で、新しい環境に適応しやすい方
📌 業務内容
・日本人および外国人学生の学習・生活サポート、オリエンテーション対応
・マネジメント、講師、各部署と連携し、学生の満足度向上をサポート
・週末の新入生歓迎対応(空港送迎・オリエンテーション)
・マーケティング活動のサポート(記事作成・写真撮影など)
・来訪者対応
・日本語-英語 / 英語-日本語の書類翻訳
・その他、運営マネージャーの指示による業務
情報元公式サイト(英語)
We Academy(イロイロ)
フィリピン・イロイロ市にあるWE ACADEMYでは、**日本人インターン生(学生マネージャー)**を募集しています!
英語を学びながら、留学生のサポートに携わってみませんか?
📌 募集要項
- 勤務地:フィリピン・イロイロ市
- 募集人数:1名(日本人学生マネージャー)
- 応募条件:
- 英語で簡単な意思疎通ができる方(資格は不要)
- 6ヶ月以上勤務可能な方(長期歓迎)
- Excel、Word、PowerPointの基本操作ができる方(Photoshopが使える方歓迎)
- 就労開始時期:2025年5月中旬~6月頃(相談可)
📌 仕事内容(1日4~5時間)
- 日本人留学生のサポート(他国籍の学生の対応もあり)
- SNS(Facebook)で学校の魅力発信
- 新入生の送迎対応(イロイロ空港から学校まで)
- 留学エージェントとのメール対応(請求書作成など)
📌 インターン特典
- 1日4時間の無料授業付き(マンツーマン2時間+グループ授業2時間)
※繁忙期は授業を受けられない日もあります。 - SSP・VISA更新費用無料
- 宿泊施設 & 1日3食の食事提供
- 週1回無料の洗濯サービス
BTES語学センター(セブ)

🌴学生マネージャー募集!
「海外で働いてみたい!」そんなあなたへ。
セブ島のBTES語学センターで、学生マネージャーとして活躍しませんか?🌊✨
📍 勤務地:フィリピン・セブ島 BTES語学センター
📆 滞在期間:6ヶ月以上
💬 条件:英語でのコミュニケーションが可能な方
🎥 歓迎スキル:動画・画像編集が好きな方、SNS運営に興味がある方
🛠 業務内容:
✅ 学生のサポート
✅ SNS運営
✅ 学生のピックアップ対応
✅ マネージャー補助業務
💰 手当:月10,000ペソ
🕘 勤務時間:08:00~17:00(週末ピックアップ対応あり)
🚪 休日:土日祝(一部ピックアップ業務あり)
🎓 福利厚生:
✔ 学校の授業(1日4時間分)提供
✔ 将来的なマネージャー登用の可能性あり
📩 応募方法:英語の履歴書を
📧 contact@btes.com.tw
まで送ってください!(フォーマット自由)
🌴 セブ島での素敵な経験があなたを待っています! 🌈✨
ご応募お待ちしております!😊
情報元/2025年1月、エージェント向けメールより。
MK EDUCATION(イロイロ)
フィリピン留学しながら働ける!
MK EDUCATIONでは、学生マネージャー(インターンシップ) として、英語を学びながら学生やお客様のサポートをする 女性スタッフ(2名) を募集しています!
📌 勤務地:フィリピン・イロイロ市(MK EDUCATION)
📌 募集人数:2名(女性限定)
📌 勤務期間:1年以上(長期勤務できる方歓迎)
📌 雇用形態:2種類
- 正規スタッフ(フルタイム)
- 学生マネージャー(インターンシップ) ※1ヶ月の試用期間あり
📌 業務内容
- 学生や高校・大学・留学エージェントの視察対応
- 学生・お客様の空港送迎
- 学生の部屋準備・到着時のオリエンテーション・教材準備・問い合わせ対応
- アクティビティへの同行(ボラカイ等の宿泊を含む場合あり)
- MK EDUCATIONの情報発信(ブログ・SNS運用)
📌 応募資格
- 満20歳以上の女性
- 1年以上勤務できる方(長期歓迎)
- 日常英会話レベルの英語力
- Microsoft Word・Excel・PowerPointの基本操作ができる方
📌 勤務条件
⏰ 勤務時間:8:00~17:00(繁忙期は18:00まで)
📅 繁忙期(7~9月、2~4月)は、高校・大学団体滞在時の夜間点呼などの業務あり
🛫 休日:土日・フィリピンの祝日(ただし、学生の空港送迎対応あり)
📌 待遇
🏡 宿舎・食事・電気・水道・掃除無料!
📚 1日2時間のマンツーマンレッスン無料!
💰 報酬あり(別途規定による)
Clark Talk Academy(クラーク)

📢 こんな方を求めています!
・ 日本語が堪能な方
・ 6ヶ月以上滞在可能な方
📋 主な業務内容
・ 学校の運営・補助
・ 留学生のサポート
・ マーケティング業務
・ 空港ピックアップ対応
🎁 サポート内容(待遇)
💰 月給:10,000ペソ
✈️ ビザ手続き費用サポート
💧 水道光熱費・Wi-Fi代込み
📚 教材費サポート
🗣️ 1日1コマのマンツーマン英語レッスン付き
🏠 2人部屋の住居提供(ルームメイトの有無は時期による)
- ピークシーズン:ルームメイトがいる可能性あり
- ローシーズン:1人で部屋を使えることが多い
🌟 無料サポートの総額は月1,700ドル相当! 🌟
AIAP(タガイタイ)

生徒の留学生活をサポートしながら、英語も学べるチャンス!
小規模な語学学校で、日本人留学生のサポートをする 日本人マネージャー(学生マネージャー) 35歳以下の方を募集しています。
<業務内容>
生徒(留学生)のサポート業務が中心となります。
・ 留学生の生活サポート(困りごとの相談対応)
例:部屋の鍵をなくした、体調を崩した など
・ 授業スケジュールの作成
・ グループLINEでのお知らせ配信
・ フィリピン人スタッフへの英語での連絡
・ 簡単な事務作業
・ ブログ作成、HP更新作業
小規模な学校のため、生徒の状況に応じて臨機応変に対応できる方を求めています。
服装自由で、堅苦しい雰囲気はなく、リラックスした環境で働けます。
生徒が快適に留学生活を送れるよう、サポートをお願いします。
<待遇>
・ 食事支給(月~金のみ)
※土日祝は食事の提供がないため、自炊や外食になります。
・ 住居支給(ただし、部屋の指定は不可)
・ ビザ代、SSP、ACR-Iカード(外国人登録証)は学校負担
・ 1日3~4時間の英語授業を無料で受講可能
英語を学びながら働きたい方、海外での経験を積みたい方はぜひご応募ください。
ENGLISH FELLA(セブ)

📢 フィリピン・セブで英語を学びながら働くチャンス! 🇵🇭✨
English Fellaでは、日本人スタッフ(インターン・学生スタッフ)を募集しています!
【📌 募集職種】
◇インターン(正社員登用の可能性あり)
◇学生スタッフ
【📌 業務内容】
◇インターン
・顧客対応補助(メール・電話対応・来客時の学校案内など)
・資料作成やカリキュラム管理など学校運営の業務補助
・SNS管理
◇ 学生スタッフ
・空港ピックアップ対応
・ブログやSNSの更新
・生徒対応およびサポート(病院の付き添い・生徒用資料の翻訳や更新など)
【📌 応募資格】
✅ セブに長期滞在できる方(半年以上)
✅ Word、Excel、PowerPointなどの基本操作ができる方
✅ 英語でコミュニケーションがとれる方(第2外国語ができる方歓迎)
✅ レポート作成など日本語の文章を正しく書ける方
【📌 勤務時間】
◇インターン:平日 7:30〜17:00(週末の当番勤務あり)
◇学生スタッフ:平日5日勤務 7:30〜17:00(授業受講時間を除く)、月曜以外の祝日休み(空港ピックアップは土日もあり)
【📌 待遇】
🏠 寮費無料
🍽 食事3食付き
📄 ビザ費用負担(滞在にかかる料金は学校が負担)
✈️ 航空券は自己負担
📚 授業受講可能(学生スタッフ1日4h、インターン1日2h)
Baguio JIC Academy(バギオ)

https://www.facebook.com/share/p/18heetf1ue
B’Cebu(セブ)
- 募集内容: 日本人インターンスタッフ
- 業務内容: 留学生サポート、空港ピックアップなど
- 待遇: 1日2コマのマンツーマンレッスン、寮費・食事(週7日)無料、ビザ関連費用のサポート
- 詳細情報: stabro.co.jp
IMS Academy(セブ)
- 募集内容: 日本人マーケティングマネージャー、インターン
- 業務内容: 日本人向けマーケティング、生徒サポート、SNS更新、週末ピックアップ、オフィスワーク、学生ケア
- 待遇: マネージャーは給与(面談時相談)、一人部屋、1日3食、ランドリーサービス。インターンは1日4コマの英会話レッスン、ドミトリー、1日3食、ランドリーサービス
- 詳細情報: cebutrip.net
【重要】語学学校で「授業の代わりに働く」仕組みについて
フィリピンの語学学校の一部では、授業料を免除する代わりに、学校の業務を手伝う形で学ぶプログラムが存在します。しかし、フィリピンの法律では学生ビザでの就労は認められていないため、このような仕組みが合法かどうかについては慎重に考える必要があります。
法律上は、学生ビザを持つ者が報酬を受け取ることは違法とされており、「お小遣い」や「手当」といった名目であっても、実質的に金銭を受け取る場合は違法とみなされる可能性があります。
フィリピンでは、こうした運用が「暗黙の了解」として続けられてきた部分もありますが、実際には法的リスクを伴う行為であることを理解しておくことが大切です。万が一、摘発された場合は、雇用側だけでなく、働いていた留学生側にも影響が及ぶ可能性があるため、「知らなかった」では済まされない問題となります。
私(森田)自身は、この仕組みを推奨する立場ではなく、フィリピンでの留学を検討する方々が正しい情報を知った上で判断できるように、客観的な事実としてお伝えしています。最終的な判断は各自の責任のもとで行うべきという点を強調しておきたいと思います。
日本人マネージャーの1日(例)
時間 | 平日(日本人マネージャーの1日) |
---|---|
6:30 | 起床 |
7:00 | 朝食(日本人学生と挨拶、困りごとチェック) |
8:00 |
授業開始 – 学生のマンツーマン授業巡回、スムーズな開始を確認 月曜の朝8:00 – 新入生のスーパー案内、日用品購入サポート、両替案内 – 学校に戻りオリエンテーション |
8:00~12:00(月曜以外) |
– スタッフルームで事務作業 – 来校予定のお客様やエージェント対応 – 学校の様子をSNSで発信、エージェント向けPRメール送信 – 上司や講師代表とミーティング |
12:00 | 昼食(学生と会話しながら留学状況をチェック) |
13:00~16:00 |
– 授業巡回、事務作業 – エージェントや潜在顧客とのやり取り、オンライン会議 – 自身のマンツーマン授業 |
18:00 | 夕食(学生と会話しながら留学生活をチェック&交流) |
19:00以降 | 自由時間(個室でリラックス、勉強など) |
週末の過ごし方
曜日 | スケジュール |
---|---|
土曜日 | 原則休みだが、退寮する学生がいる場合は見送り |
日曜日 |
– 原則休み – 新入生の入寮がある場合は、空港迎え or 学校到着時の挨拶(外出予定があれば月曜でも可) |
【よくある質問(Q&A)】フィリピン語学学校の日本人マネージャーについて
日本人マネージャーへの応募を考えている方向けに、よくある質問をまとめました。
未経験者でも応募できるのか? 英語力はどの程度必要か? 渡航費は支給されるのか? など、不安を解消する情報をお届けします!
1. 応募について
- 自分が留学したことのない学校に応募しても問題ない?
-
問題ありませんが、実際に留学した経験のある人の方が採用されやすい傾向 があります。
理由として、学校側は「自校をよく理解し、(日本人の)お客様対応を安心してまかせられる人」を求めるためです。
ただし、留学経験がなくても応募可能なケースがほとんど。「なぜこの学校で働きたいのか」 を明確に伝えることが大切です。 - そもそも留学経験がなく、日本から直接応募しても大丈夫?
-
日本からの応募も可能ですが、ほとんどの学校では航空券の支給はありません。
また、学校側としても「本当に、働いてもらえるか?」と不安に感じることがあるため、事前にフィリピン留学の経験があるほうがスムーズ です。 - 未経験でも採用される?
-
未経験でも採用されることが多く、社会人経験がない若い方でも活躍しています。
ただし、業務内容は幅広いため、積極的に学ぶ姿勢や柔軟な対応力 が求められます。 - 配偶者や子供がいても採用される?
-
ハードルは高めです。
学校が提供するのは基本的に 1人部屋 なので、家族が一緒に住める環境ではないことが多いです。
また、お子さんが現地で通える学校がない場合もあります。
ただし、学校によっては相談に応じてくれる場合もあるため、一度問い合わせてみる価値はあります。
就学前のお子様の場合、フィリピンでは職場に幼児を連れていく人が日本よりは多い印象があるため、認められる可能性はあります。
2. 英語力について
- 実際の業務で英語を使う機会はどのくらい?
-
英語を使う機会は日常的にあります。
特に、外国人スタッフ(上司・講師・他国の学生)とのやり取りや、日本人学生の要望を伝える場面で英語を使います。
ただし、完璧な英語力が求められるわけではなく、
「分からない時はきちんと確認できる姿勢」 のほうが重要です。
今は翻訳アプリの精度も高いため、口頭だけでなく、オンライン上に記録を残す形でのやり取りが推奨 されます。 - どのくらいの英語力が必要?
-
学校によって異なります。
・前任や同僚の日本人マネージャーがいる場合 → 引き継ぎがスムーズで、比較的英語力が低くても対応しやすい
・日本人の上司がいない場合 → 上司が外国人(韓国人経営など)の場合、英語でのコミュニケーションが必須になるため、一定の英語力が求められます。特に英語の面談できちんと熱意を伝え、信頼してもらう必要があります。英語の授業を受けながら徐々にスキルアップできる環境ですが、
最低限の「指示を理解し、伝えられる英語力」はあったほうが安心です。
ただし、英語力よりもコミュニケーション能力の方が重要 という意見も多いです。
3. 渡航費・待遇について
- 日本から応募した場合、フィリピンまでの航空券は支給される?
-
基本的には 自己負担 です。
例外として、面談で強く信頼関係を築き、特別待遇として支給されるケースもありますが、非常に少数です。 - 住居・食事・ビザ費用のサポートはある?
-
多くの学校では、以下のサポートがあります。
🏠 住居 → 1人部屋が提供されるのが一般的(学校によっては2人部屋の場合も)
🍽️ 食事 → 平日は3食提供されることが多く、週末は学校によって異なる
📄 ビザ → 多くの学校では、留学生としてのビザ費用を負担 してくれる
4.契約・退職について
- 契約期間を満了できなかった場合、どうなる?
-
学校側に正直に伝えれば、基本的には退職可能です。
ただし、突然辞めると学校に大きな負担がかかるため、
・可能な限り後任を見つける
・引き継ぎをしっかり行う
といった対応をすると、円満に退職しやすくなります。
5. フィリピンでの生活について
- フィリピンの生活になじめる?
-
フィリピンは、日本とは全く異なる文化・生活環境です。
・水道水が飲めない
・停電や断水が起こることがある
・感覚が日本とは異なる(祝日が突然決まることがある)こうした違いにストレスを感じる人もいるため、
「自分がフィリピンの環境に適応できるか?」を事前に知っておくことが大切です。
できれば、観光や短期留学などで一度現地を経験しておくと安心 でしょう。
まとめ
✅ 未経験でも応募できるが、留学経験がある方が有利
✅ 英語力は必要だが、コミュニケーション能力がより重要
✅ 住居・食事・ビザ費用はサポートされるが、航空券は自己負担が基本
✅ 契約期間を守れない場合は、事前に学校と相談し、引き継ぎをしっかりするのがベスト
✅ フィリピンの生活環境が合うかどうか、事前に確認しておくのが望ましい
日本人マネージャーの仕事は、単なる「無料留学」ではなく、責任ある業務をこなしながら英語を学ぶ経験 です。
「英語を使って働きたい」「海外経験を積みたい」「留学費用を抑えたい」という方にとっては、非常に貴重なチャンス です。
【番外編】元日本人マネージャーの体験談②
この記事の著者である私も、友人の代理として日本人マネージャーを務めた経験があります。
友人が働いていたのは韓国人経営で、子供専門の語学学校でした。彼女が一時的にフィリピンを離れることになり、その間、私は夫と一緒にピンチヒッターとしてマネジャーを務めることになりました。
マネージャーを始めるまでの準備
当時、私は英語語学留学について全く知りませんでした。友人の代理開始前に数回学校へ行き、友人から直接、業務内容の説明を受けました。韓国人の上司やフィリピン人講師へ挨拶し、業務連絡に使用するカカオトークを初めてインストールするなど、準備を進めました。
エピソード① ベビーシッター問題
あるご家族は、乳児連れでした。赤ちゃんは、地域の高齢のベビーシッターが校内に入ってみてくれました。しかし、お母さんから「ベビーシッターが自分が噛み砕いた食事を赤ちゃんに与えようとしている」と相談が!韓国人の上司に伝え、ベビーシッターに何と言うか話し合っていたところ、その場にいたフィリピン人の若い女性講師が、ローカル言語で優しく伝えてくれることに。
彼女は、ベビーシッターの前に膝をつき、優しく「アテ(お姉さん)」と呼びかけ、日本では家族以外が口移しで食事を与える習慣がないことを丁寧に説明してくれました。おかげで、無事に解決することができました。
エピソード② お母さんから離れたくないお子さん
ある幼児の男の子は、お母さんから離れるのが嫌で、キッズクラスを抜け出し、自分たちの部屋のドアを叩いて「お母さーん!いるんでしょ?開けて~!」と泣き叫んだようです。でもお母さんは、別の教室でマンツーマンの授業を受けている時間です。
その時、私は日本の高校の先生たちの視察団をつれて校内を案内していました。夫が、泣き叫ぶその男の子を肩に担ぎ上げて幼児ルームに向かっている姿を、先生たちの肩越しに見て驚きましたが、視察団の案内を続けることができました。
エピソード③ 我が子にも良い経験に


子どもさんたち(留学生)は、授業の後に鬼ごっこをしたり、プールで泳いだり。
ちょうどその時間は、私の子どももプライベートスクールの授業を終えて合流するタイミング。留学生たちが「浮き輪はないかな?」と言えば、ガードマンに聞くことを提案し、留学生自らが英語で質問する機会を作るなど、自然な形でサポートしていました。
食事も一緒にいただき、最終日にはみんなが号泣するほど、強い絆が生まれていました。
得られた経験とその後
私は、我が子をバイリンガルに育てるためにフィリピンへ移住しましたが、フィリピンでどんな仕事をしたらいいかイメージが湧かず、試行錯誤の日々でした。
フィリピン留学エージェントという仕事を漠然と知っていたものの、実際の留学現場を知らないため、やろうと思ったことはありませんでした。
しかし、このマネージャー経験を通じて、留学生やその家族のニーズを知ることができました。また、語学学校の経営者やマネージャーの視点も理解できました。
そこですぐに、この学校の経営者に「あなたの学校を紹介するエージェント業をやらせてほしい」と相談し、即OKが出たので、留学事業をスタートすることができました。
フィリピン現地に長く住んでいる日本人だからできるサポートにも気づき、特典としてお客様に提供を始めています(留学中に現金が足りなくなったら補填する無料サービス、寮に多額の現金を持ち込まなくてもいい現地費用無料振り込みサービス、他の日本人留学生とオンライン交流できるサービスなど)。

友人に頼まれてかかわった仕事でしたが、結果的に貴重な経験となり、その後の起業につながる大きな転機となりました。友人には今でも感謝しています。
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