フィリピン・セブの新型コロナ関連の最新の情報です。
・コロナ感染状況
・外国人の入国禁止措置
・首都圏夜間外出禁止
などの内容について、在フィリピン日本国大使館、現地のニュースサイト、フィリピン政府公式サイト等の情報を元に作成しています。
外国人等の入国停止
在フィリピン日本国大使館の情報によると、フィリピン政府は、3月22日から4月21日までの期間、外国人等の入国を停止することを発表しました。
帰国を目的とするフィリピン国籍者は入国規制の対象となりませんが、外国人はフィリピン国籍者の外国人配偶者及び子供と、外交官の関係や特別なビザをっ持つ方に限られています。
今回はここ最近の規制と比べて厳しい内容となっています。
入国規制免除対象となる外国人等は以下の通りです。
- 外交官(9(e))と国際機関のメンバー及びその扶養家族で、入国時に有効なビザ(9(e)または47(a)(2))を持つ者(※9(E):外交/公用ビザ、47(a)(2):特別非移民ビザ)
- 入国時に有効なビザを持つ、外務省移民労働者担当次官室(DFA-OUMWA)、または海外労働者福祉局(OWWA)によって正式に承認された医療送還者に関係する外国人
- 入国時に有効なビザ(9(c))を持つ、「Green Lanes」プログラムに基づく外国人船員
- 入国時に有効なビザを持つ、フィリピン国籍者と一緒に移動しているフィリピン国籍者の外国人配偶者及び子供
- 入国時に有効なビザを持つ、フィリピン国籍者と一緒に移動しているフィリピン国籍者の外国人配偶者及び子供
また、フィリピン運輸省(DOTr)により、3月22日から4月21日までの期間中、フィリピン国籍者及び入国規制免除対象となる外国人の入国は、1日あたり最大1500人と設定されました。
コロナ感染者数が急増
今回の入国規制措置は、コロナ感染者数が上昇傾向にあることを受けて実施されました。
昨年のコロナ発生後からの新規感染者数の推移を見ると、3月に入って感染者数が急増しています。
新規感染者数は3月1日に2,029人だったが、その後、上昇基調が続き、3月18日には最近6カ月間で最も多い5,286人となっています。
昨年の8月10日には、コロナ発生後で最も多い6,725人を記録しています。
現在の上昇傾向が収まらなければ、8月同様の状況になる恐れがあると思います。
昨年8月には、厳しいロックダウンが行われ、セブでも市外との移動が制限されるなどしていました。
マニラ首都圏で夜間外出禁止
また、マニラ首都圏では、3月15日から3月31日まで午後10時~午前5時の外出を禁止しています。
さらに、首都圏内のパサイ市、マカティ市、マニラ市、ケソン市などバランガイ(日本の区や町内会のようなもの)など、細かな単位で局所的なロックダウンを実施しています。
参考:JETROビジネス短信