フィリピン留学に必要なビザの延長や許可証等~期間別に紹介

フィリピン留学に必要なビザの延長や許可証等について紹介します。

フィリピンでの滞在が30日以内であれば、特別なビザの申請は必要なく、30日を超える場合も滞在延長のための手続きを学校が代理申請してくれます。

また、SSPなどの必要許可証も基本的に学校が手続きしてくれるので、心配ありません。

ただ、フィリピン留学で必要なビザの延長や許可証、申請等を理解しておくと、留学期間を決めたり、費用を把握する上で役に立ちますので、その概要をお伝えします。

目次

30日以内の留学ではビザの手続きは必要ない

30日間の無査証短期滞在とは

フィリピンの語学留学に行く際、日本でビザの手続きをする必要はありません。

30日以内の語学学校への短期留学は「無査証滞在」に該当します。
※「査証」とは、ビザのことです。

フィリピン大使館の公式サイトによると、該当する国籍の方(日本も含む)は、商用または観光の目的であれば、フィリピンに入国する際のビザは不要となり最大で30日間フィリピンに滞在することができると明記しています。

留学に必要なビザの種類

留学期間や留学の内容によってビザの種類は異なります。

留学の期間や内容ビザの種類日本での事前申請
滞在が30日以内の語学留学無査証入国(ビザなし)事前申請の必要なし
滞在が31日以上の語学留学無査証入国+延長申請
18歳以上の外国人が大学・大学院など高等教育機関に留学学生ビザ9F(Student Visa)事前申請必要
15歳未満の単身渡航一般の語学留学と同様WEG(Waiver of Exclusion Ground)の事前申請が必要

延長申請の手続き
無査証で入国後の延長申請は、現地入国管理局で手続きを行いますが、語学留学の場合、学校が行ってくれます。

フィリピン留学で必要な許可証、登録証など

ビザの延長費用と、ビザ以外に必要なもの費用一覧

ビザの延長を含め、留学やフィリピン滞在で必要なものをまとめました。

ビザ延長や許可証等の申請手続きは、留学先の語学学校が行い、費用は「現地費用」に含まれます。

ここで記載している費用は一例です。語学学校によって多少異なります。

スクロールできます
留学期間特別就学許可証(SSP/SSP ACR I-Card)ビザ延長申請外国人登録証
(ACR-I Card)
1〜4週間
(30日以内)
SSP:6,800ペソ

SSP ACR I-Card:4,000ペソ(SSP E-Cardとも呼ばれる)

期間に関わらず必要
必要なし必要なし
5〜8週間
(31~59日)
4,130ペソ
9〜12週間
(60~89日)
9,530ペソ3,500ペソ
13〜16週間
(90~119日)
12,960ペソ
17〜20週間
(120~149日)
16,390ペソ
21〜24週間
(150~179日)
19,820ペソ

留学期間が6カ月(180日)を超えると

留学期間が6カ月(180日)を超えると、期間に応じたビザの延長料金のほかに、別の費用が必要になります。

※金額は目安です。

6カ月を超えると必要なもの

  • SSPの再取得:6,800ペソ
  • CRTV(一時滞在居住書):1,800ペソ
  • ECC(出国許可証):1,000ペソ

SSPの有効期限は6カ月のため、6カ月を超えると再取得が必要になります。
SSP ACR I-Cardの有効期限は1年間です。

以下、ビザ以外に必要な許可証、登録証等についての説明です

SSP(特別就学許可証)

SSPはSpecial Study Permitの略で、観光ビザでフィリピンに滞在している外国人が、学校に登録して合法的に学習するための許可書です。

SSPは、フィリピンで外国語を学ぶ人は、滞在期間にかかわらず必ず取得しなくてはいけません。

通常、学生が学校に到着してから申請書を作成し、学校が該当機関に申請をします。

有効期限は6ヶ月です。出国しても有効期限は変わりませんが、留学中に学校を転校する場合は学校ごとに必要になります。

SSP ACR I-Card(SSP E-card)

SSP ACR I-Card(別称SSP E-card)は、2024年6月以降、新たに義務付けられました。

SSP ACR I-Cardとは、SSPに関連付けられた外国人登録証(ACR-Iカード)であり、59日を超えて滞在する方に取得義務があるACR-Iカードとは別の扱いとなります。

入学時のSSP申請と同時にSSP ACR I-Cardを申請します。

ACR-Iカード(外国人登録証)

ACR(Alien Certificate of Registration)は、フィリピンに滞在する外国人登録の事です。

現在、フィリピンに59日以上滞在する外国人は取得が義務付けられており、2回目の観光ビザ延長時に申請します。

2回目のビザ延長時は、ビザ延長費とACR-Iカード費が必要です。

ACR I-Cardはイミグレーションで指紋登録、写真撮影が必要で、一般的に、留学生の場合は学校職員が同行して手続きします。

CRTV(一時滞在居住書)

CRTV(Certificate of Residence for temporary Visiterの略)とは、一時滞在居住書のことで、フィリピンに6ヶ月以上滞在の方は必要です。

観光ビザ、ビジネスビザ、一部の短期就労ビザなど、一時滞在資格でフィリピンに滞在する外国人の身分を証明するものです。

ECC(出国許可証)

ECC(Emigration Clearance Certificate)とはフィリピンに6か月以上滞在する方が帰国時に空港で提出しなければならない証明書です。

フィリピン滞在中にきちんとビザの申請を行っているか、犯罪歴が無いかの証明になります。

有効期限は発行から1か月なので帰国日に合わせて申請します。

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