7年ほど前にセブに移住したMASAです。
5人家族の毎日の食事をつくっています。
日本人だからセブに住んでいても、日本食を作ります。
地元の料理だったら地元の食材や調味料を使って安くできます。
しかし、日本食となると、メニューにもよりますが、高くつく場合が多いです。
そうした中で、材料代をなるべく安くする方法をお伝えします。
日本食の食材はなんでも揃う日本食材店
セブには日本食材店が数店ありますが、私は「町屋マート」さんに毎週のように行きます。
「町屋マート」さんは、日本食材だけでなく、日用品、薬、化粧品、古本、料理器具など豊富な商品を扱っています。
日本食材は、たいていのものは扱っています。
ただ、日本から取り寄せているので、価格は日本で販売している価格の2倍から3倍と高価です。
町屋マートの住所・連絡先
住所:102 TPE Building, Gov. Cuenco Street
TEL:+63 32 344 0355
現地で調達できる食材をなるべく使おう
移住して初めの頃はよく分からなかったので、酢や片栗粉なども町屋マートで買っていましたが、現地のもので代用できることが分かりました。
酢、片栗粉などはフィリピン製のもので代用でき、カレー粉や鶏ガラスープの素は日本と同じようなものが売っています。
酢は、フィリピンで売っている物はさとうきびで作っている者が多く柔らかい酸味が特徴です。日本の酢と若干味が違いますが、料理に使えます。
片栗粉は本来はpotato starchですが、セブのスーパーで何時でも手に入るのはcorn starchです。corn starchは片栗粉の代用として使えます。
鶏のから揚げなどで使っています。
カレー粉は、以前は妻が日本に行った時にエスビー食品の小さな缶のものを買ってもらっていましたが、セブのスーパーで購入できる袋入りの安価なもので問題ありません。
鶏ガラスープの素は、フィリピンに進出している「味の素」製のものが安価で売っています。
ちなみに、あのうま味調味料の「味の素」はフィリピンではポピュラーで、ほとんどのスーパーで売っています。
私は「味の素」は使っていません。
それから、レモンはセブでもふつうに売っているのですが、カラマンシーという日本のカボスやシークヮーサーに似ている柑橘系が安価で買えるので、レモン汁が必要な時は使っています。
味の素のホームページでは、フィリピンの主な取扱商品として以下の商品が紹介されています。
価格は現地調達できるとかなり安価に抑えられます。
例えば、片栗粉は、町屋マートさんだと1キロ313ペソ(約690円)ですが、地元のスーパーで買うと100ペソ(約220円)と、3分の1以下です。
醤油について(フィリピン醤油でもOK)
ほとんどの現地スーパーでは、日本のキッコーマン醤油が売っています。しかし、キッコーマンは、シンガポールなどアジアには進出していますが、フィリピンには工場はないようで、輸入しているためか高価です。
1リットルで250~300ペソ(約550~660円程度)です。
私は町屋マートさんで、キッコーマン以外の日本のメーカーだと、キッコーマンの6割、7割位の価格なで買えるので、こだわりがなければ、おすすめです。
現地の醤油(Soy sauce)は、ほとんどが大豆と塩しか使っておらず、醸造していないものが多いです。そのため、日本の醤油よりはコクが少なく、しょっぱさが少し強い感じがします。
ただ、そばつゆ、肉じゃが等、様々な日本食でフィリピンの醤油を試してみると、微妙に味が違う感じがします。
それがダメな方は難しいですが、フィリピン製でも対応可能だと思います。
私はフィリピン製の醤油を使っています。
みりんは代用できる
みりんは、町屋マートさんやスーパーで在庫切れになった時、ネットで代用方法を調べて使ってみると問題なかったので、それを使うようになりました。
代用は単純で、日本酒大さじ1と砂糖小さじを混ぜるだけ。
元々、みりんには糖分とアルコールが含まれています。
日本酒は用意しておかなければなりませんが、すぐ作ることができるので重宝しています。
ネット上の口コミをみると、「みりんがないと困る」という人、「砂糖でOK]という人、様々です。
日本製の調味料等を安く買うコツ
どうしても日本製でなければだめな場合は、だいたい町屋マートさんで買うのですが、なるべく安く買えるものを選んでいます。
その際になるべく安く買うためのコツをご紹介します。
業務用を買う
1人暮らしの方は難しい方法だと思いますが、5人家族なので業務用など量の多いものを買っても消費できます。
とんかつソースは、おなじみのブルドックソース。割安の食堂用1.8リットル(約1200円程度)を買っています。
開封すると、ちょっと面倒ですが、小分けして冷蔵庫に保存しています。
カレールーは、業務用1キロ(50皿分・約1390円程度)。家族5人で5回作ることができます。
マヨネーズ(キューピーマヨネーズ)で1キロの商品があります。
マヨネーズについては、韓国製のマヨネーズが安くて味も問題ないと、日本人の方に聞いたことがありますが、試したことはありません。
日本のキューピーマヨネーズは、外国人に人気があるようで、高価ですがセブのスーパーでも普通に売っています。
以前、知り合ったエストニア人の方もキューピーマヨネーズが好きで、自国でいつも買っていると言っていました。
店が独自に袋詰めした格安商品を選ぶ
これは、町屋マートさんだけが行っているのかもしれません。
調味料や漬物など店が独自でビニールに詰めた格安の商品があるので、なるべくそれを選んでいます。
多分、業務用の商品を小分けして、買いやすくしているのだと思います。
袋詰めした格安商品の例
和風だし、ひじき、乾燥わかめ、乾燥シイタケ、きりぼし大根、ゴマ、福神漬け、紅ショウガ、柴漬け、ダシ用昆布など
袋詰めではありませんが、みりん、料理酒、とんかつソースなども店が独自にペットボトルに詰めて格安で販売しています。
タレなどを自分で作る
シャブシャブなどで使うポン酢は日本製だと高価なので、醤油と酢、みりんなどで作っています。
ゴマダレも作ることができます。
そばつゆなどは、めんつゆが高価なので、使わず、醤油とみりん、和風だしなどで作っています。
以前、ネットで紹介されていたスパゲッティの麺を、重層を使ってラーメンにするという裏技を試したことがありました。それっぽくは出来たのですが、本物ラーメンとは程遠く、1回きりでやめました。
また、とんかつソースの作り方が、ケチャップ(デルモンテ製)のパッケージに載っていましたが、試したことはありません。
まとめ
フィリピンは日本と比べて物価が高いと言われていますが、食費については、価格を気にしないで何でも買っていると、日本で生活するよりも逆に高くなってしまいます。
そうした中、買い方によってはかなり節約することができます。
また、食費だけでなく、生活用品全般についても、日本のような水準を求め過ぎると、コストが膨れ上がってしまうので、工夫したり、ある程度妥協しながら生活することも必要だと思います。