もう40年以上も前になりますが、私(54歳)が子供の頃、慣れ親しんだお菓子の一つに「かっぱえびせん」があります。
日本では今でも売っていると思いますが、実はフィリピンでも現地で作った「かっぱえびせん」が買えます。
しかも、ブランド名が「Oishi」(おいしい)。
少々怪しい感じがしますが、ふつうに「おいしい」です。
「Oishi」ブランドは、フィリピンで人気のようで、バラエティ豊富なお菓子がスーパーにたくさん並んでいます。
私はフィリピン・セブに移住して7年目です。
「Oishi」ブランドのお菓子をたまに食べますが、たいていの商品は、安くてそれなりに「おいしい」です。
「Oishi」のおすすめお菓子と、「Oishi」ってどんな会社か、そして「日本とは何か関係あるのか」お伝えします。
「Oishi」のおすすめお菓子
「Oishi」は、とびきり「おしいしい」というわけではありませんが、価格が安く、ハズレがほとんどないので、全体的におすすめです。
「Oishi」ブランドは、ポテトチップ、コーンスナック、ポップコーン系、クッキー系、ブレッド系、チョコ系などのスナック、ジュース類を製造、販売しています。
全てを試すのは無理ですが、食べたことがある中から、おすすめのお菓子をご紹介します。
塩味系のおすすめ
Prawn Crackers
日本で売っている「かっぱえびせん」にそっくりなスナックです。
味は微妙に違いますが、そこそこおいしいです。
辛い系の「Sweet&Extra Hot Flavor」もあります。
大きめの袋(95g)で19.5ペソ(50円程度)と安いです。
RIDGES(ポテトチップ)
ギザギザタイプは、バーベキュー、チーズ、オニオンガーリック。
ギザギザのないタイプは、プレーン、スィート&スパイシー、トマトなどと、種類が豊富です。
26gの袋で26.5ペソ(54円程度)
Potato Fries(ポテトフライ)
プレーン(塩味)、チーズ、バーベキュー、トマトケチャップの4種類あります。
Onion Rings(オニオンリング)
野菜系のスナックです。
あっさりした味です。
甘い系のおすすめ
Pillows
クラッカーの中にチョコが入ったスィーツです。
チョコの代わりに紫色のイモである「ウベ」を入れたものもあります。
小袋(38g)で7.5ペソ(15円程度)
Sponge
チョコを浸したスポンジのようなお菓子。
大きめの袋(120g)で33.25ペソ(68円程度)
ジュースもあります
「SMART C」というジュースもつくっています。
味は、オレンジ、レモン、ポメーロ(グレープフルーツに似た味のフィリピンの柑橘系果物)、カラマンシー(日本のかぼすに似たフィリピンの柑橘系果物)
「Oishi」ってどんな会社
「Oishi」という日本語を社名に使っていますが、日本とのつながりはあるのでしょうか。
日本の技術を使ったことが「Oishi」の由来だった
「Oishi」は、中国系フィリピン人のCarlos Chanが1946年に「Liwayway」という名で創業。
「Oishi」のオフィシャルサイトによると、最初はでんぷんとコーヒーを販売していました。
それから1974年に日本の技術を使って「Prawn Crackers」など2種類おエビ風味のスナックを開発したとのことです。
製造に日本の技術を使用したことを表すために、日本語の「おいしい」または「美しい」という言葉を取り入れたようです。
エビスナックは「Oishi」の象徴的なお菓子なのですね。
※参考:The Pinoy chips that conquered China(LIFESTYLE.INQ)
どのように技術を取り入れたのかは不明ですが、「日本の技術」という部分で接点がありました。
アジアの各国に進出
それから、数多くのスナックを開発し、中国をはじめ、ミャンマー、ベトナム、タイ、インドネシアの各国に進出していったようです。
特に中国で大きく成功したことが以下の記事に掲載されていました。
まとめ
フィリピンに来た時に、変わった名前の会社があるのだなと、目を引いたのが「Oishi」でした。
それから6年以上、フィリピンのセブに住んでいますが、商品開発も盛んなようで、新商品が次々と出ているような印象があります。
そして、価格の安さと、ハズレが少ない安定性が人気の理由だと思います。