フィリピン留学で通信手段を確保する方法をご紹介します。
おすすめは、SIMも通信プランも非常に格安の現地SIM(またはeSIM)です。
ここでは、フィリピン留学中に通信手段を確保する方法から、おすすめの現地SIMカード(またはeSIM)の使い方等についてご紹介します。
フィリピンで通信手段を確保する5つの方法
フィリピンで通信手段を確保する方法は、一般的に以下の5つです。
- フィリピン現地のプリペイドSIMカード(またはeSIM)を使う
- 日本であらかじめ海外用のポケットWi-Fiを契約する
- 日本の空港でポケットWi-Fiをレンタルする
- 日本で海外用のデータ通信プランを契約する
- フィリピン現地にあるフリーWi-Fiを使う
現地SIMカード(eSIM)が一番のおすすめ
5つがありますが、最もコストパフォーマンスが高く、実用的なのは現地SIMです。
現地SIMは、通信料が非常に安く、必要な分だけ購入して使えるため、短期でも長期でも無駄がありません。SmartやGlobeといった大手キャリアが提供しており、通信も安定。電話番号も付くので、現地での連絡にも便利です。
一方で、他の手段は料金が高かったり、通信が不安定だったり、持ち歩きが面倒だったりと、実用面での制限が多くあります。
フリーWi-Fiは利用できる場所が、語学学校内や空港などに限られるため、それとは別に通信手段を確保する必要があります。
登録手続き(2022年以降は義務化)だけ済ませれば、現地SIMが一番安心・快適な選択肢です。
現地のSIMカード(eSIM)について
現地のSIMカード(eSIM)を使うメリット
- SIMカードが安い
- 通信費が安い
- 自分の使いたい日数や使い方(データのみ、データと通話を選択)に合わせたプランがある
SIMカードは、通信大手のGlobe社、Smart社ともに1枚40ペソ(100円程度)、eSIMカードは1枚99ペソ(270円程度)と安いです。




通信料金も以下の例のように、日本のWifiレンタルなどと比較して、かなり安いです。
現地のプリペイドSIMの料金例
Globe社
GoSURF299 30日間(2GBデータ通信)299ペソ(748円程度)
GoSURF999 30日間(10GBデータ通信)999ペソ(2,498円程度)
※日本円は、1ペソ=2.5円で計算
現地SIM(eSIM)を使うデメリット
- 英語でのSIMやプリペイドカードの購入や設定がやや面倒
- 通信速度やエリアが不安定な場合がある
- データ量や有効期限に注意しなければならない
eSIMカードについて
フィリピンでは、大手通信会社のGlobeとSmart社がeSIMのサービスに対応しています。
eSIMを使うには、以下の条件を満たす必要があります。
- スマホがeSIMに対応していること
- スマホがSIMロックフリーであること
- スマホのOSが最新であること
eSIMは古い機種は対応していない場合あります。日本で購入したスマホがE-SIMカードに対応しているかどうかは、事前に確認してください。
GLOBEのeSIM対応機種は、こちらのページ、真ん中あたりの以下(赤枠)をクリックするとウィンドウが開きます。

eSIMを使うには
eSIMはメールでの受け取りが可能なようですが、通常のSIM同様、IDを画像に加え、滞在先の住所を証明する書類のアップロードも必要となります。
また、電話認証の関係等で、渡航前の日本での登録ができるかどうかは不明です。
現地のSIMカード(eSIM)を使う方法
現地のSIMカードを使う方法です。
eSIMについても大まかな流れは同様です。
現地のプリペイドSIMカードを使うには、SIMフリーのスマートフォンが必要です。
SIMフリーとは、SIMカードを入れ替えることで自由に通信会社を変更できるスマートフォンのことです。
日本で購入したスマートフォンは、SIMロックがかかっている場合があるので、事前に確認してください。
SIMロックがかかっている場合は、解除が必要です。
SIMロックの解除方法は、キャリアや端末の購入時期等によって異なります。
主要キャリアについては、以下のサイトを参考にしてください。
SIMカードは、空港やショッピングモールなどで簡単に購入できます。
店員に尋ねると購入が必要なものは教えてくれ、SIMカードのスマートフォンへの挿入などもやってくれることが多いです。
SIMカードは、40ペソ(100円程度)ですが、データ通信とセットで販売しているものもあります。
eSIMの購入
SIMカードを購入したら、該当するSIMカード会社の登録用Webサイトにアクセスし、登録作業を行います。
インターネットに接続して登録作業を行う必要があるため、Wi-Fiが使える環境で作業を行ってください。
登録作業には、パスポートやフィリピンでの住所を証明する書類、出国便のeチケット控えなどが必要になります。
書類の画像をアップロードする形で登録することになるので、事前に準備しておくとよいでしょう。登録が完了すると、SIMカードが使えるようになります。
eSIMの登録
留学の場合に用意しておくもの
- パスポート
- 現地(フィリピン)での滞在場所→語学学校の入学許可証(学校の住所が入っているもの)
- 出国便のチケット控え
2と3は、アップロードするので画像を用意しましょう
自分で行うのが大変という方は、語学学校のスタッフや各SIMカード会社のショップでサポートしてもらいながら登録するのがおすすめです。
SIMカードの登録だけでは、インターネットが使える状態にはなりません。
通信費をチャージするために、通信プランやローディングカード等を購入する必要があります。
以下はプリペイドカードによるロード(チャージ)の説明です。
プリペイドカードは、コンビニやショッピングモールなどで売っています。
必ずSIMカードと同じ通信会社のものを購入してください。
プリペイドカードの料金は、金額に応じて様々ですが、例えば、300ペソ(約750円)のプリペイドカードを購入すれば、300ペソ分の通信費をチャージできます。
Globeのロード(チャージ)方法
- プリペイドカードを購入して、裏面のスクラッチを削り、カード番号とPIN番号を確認します。
- 「*143#」に電話をかけて、「2.My Account」を選択します。
- 「3.Load call card」を選択して、カード番号とPIN番号を入力します。
- ロード完了のSMSが届きます。
Smartのロード(チャージ)方法
- プリペイドカードを購入して、裏面のスクラッチを削り、カード番号とPIN番号を確認します。
- 「1510」+「PIN番号」(ロードカードの番号)に電話をかけます。
- ロード完了のSMSが届きます。
通信費のチャージができたら、通信プランを設定することで、インターネットが使えるようになります。
通信プランは、通信会社のアプリをインストールして選択することができます。
(SMSでテキストキーワードを送ることでも設定できます)
アプリは、Google PlayやApp Storeで無料でダウンロードできます。
おすすめの通信プラン
通信部プランはSmart、Globeそれぞれに数多くのプランがあり、どれにするか迷ってしまう方が多いと思います。
おすすめは、Smart社の期限なしモバイルデータ「Magic Data 」がおすすめです。
Magic Dataのプランは、使用期限がなく、データが残っている限り使えます。
例えば、MAGIC DATA 399は、399ペソ(1070円程度)で、24GBのデータ通信
ただし、このプランはデータ通信のみで、電話を使うには、別途 ロード(チャージ)が必要です。
プラン | データ量 |
---|---|
MAGIC DATA 99 | 2GB(使用期限なし) |
MAGIC DATA 199 | 6GB(使用期限なし) |
MAGIC DATA 399 | 24GB(使用期限なし) |
MAGIC DATA 499 | 36GB(使用期限なし) |
MAGIC DATA 599 | 48GB(使用期限なし) |
Smart社のアプリをダウンロードしておくと、どのくらい使ったかなどの確認ができ、プランの購入等もスムーズです。

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