2017年10月10日、セブ島(フィリピン)のサンスター新聞で森田が出版した本と主張について紹介されました。
原文記事。
日本からセブへ、目的を持って(記事翻訳)
愛は分かりやすいものではない。それは、一般には欠けている情熱、不安、希望、疑問のようなものの完璧で絶対的な集合体である。森田麻美子にとっては、愛は自身の子ども3人に対する母親愛であり、それに押されて彼女は行動したのだ。彼女の国ではたぶん、眉をひそめられるような行動に。
森田は本を書いた。それは日本の大半の人々が、まったく折り合うことのないテーマと考えていることへの挑戦である。森田によれば、日本人は日本語で学び、日本語でコミュニケーションをとっているそうだ。それって、賞賛に値する立派な文化的特徴では?しかし、森田にとっては、日本がそれにより、縮小していくバブル経済の苦境に自らを閉じ込めていくのは時間の問題なのであった。なぜなら、日本の人々は、太平洋を越えたところにある世界とつながることがほとんど不可能だから。
「日本でこのテーマについて語るのはとても難しい」と森田。「でも今、かつては日本に根付いていた多くの素晴らしい会社が、日本の外でビジネスを始めつつあります」。英語を必要十分なだけ教えてくれる学校を日本で見つけるのがいかに困難であるか、そして、英語は学校のカリキュラムの一部でしかなく、それも日本語で教えられている、と森田は続ける。
「あなたのお子さんやお孫さんは英語が話せなくて将来就職できますか?」が、森田が出版した本の題名であり、彼女の経験と要求が書かれている。
「もし日本人がバイリンガルだったら、どこでも好きなところに住み、働くことができる」と彼女は言った。「私は、日本人が将来、英語でコミュニケーションできる能力をもっと身に着けることを心底願っています。そうじゃないと、このグローバルワールドで生きていくことは不可能でしょう」
森田と家族は2014年5月にフィリピンセブ島に引っ越した。この移住は、彼女の子どもの将来に対する心配が結実したものであり、インターネットで見たセブの英語留学広告やそれに関する前向きな経験者情報からひらめいたものであった。
セブを拠点にした今、森田はアマゾンサイトを通して、日本語で書いたハードカバーの本を販売している。
「私は、わが子の英語力をとても気にかけています。でも、日本人としてのアイデンティティを失うのでは、というような心配はしていません。夏休みは日本で過ごすようにしていますから」。「日本人も、全ての教科を英語で学び始める時期に来ていると思っています。ここ、フィリピンの人々のように」。