セブでは、2021年12月16日に台風22号「ライ」(フィリピン名・オデット)の甚大な被害を受けました。また、コロナ下の制限等が続いています。
そんな中、セブ最大の祭りの1つであるシノログ祭が1月7日から21日までの日程でスタートしました。
コロナや台風被害等の影響で通常とは違ったかたちでの開催となっています。
最近の地元の報道等を元に2022年のシノログ祭に関する最新情報をお伝えします。
▼台風直後のセブの様子はこちらをご覧ください。
スーパー台風22号「ライ」が直撃したフィリピン・セブの様子をレポート
セブ最大の祭り「シノログ」(Sinulog)とは
シノログはフィリピンの歴史に深く関わるお祭りです。
幼きイエスであるサント・ニーニョ(Sto. Nino)を祝うため、毎年1月に開催されます。
セブ島内に関わらず、毎年、世界各国からこのシノログ祭りを見に大勢の人が集まる大フェスティバルとして定着しています。
通常、シノログ祭の目玉はセブシティのメインストリートで行われるグランドパレードです。
目を引くカラフルなコスチュームに身を包んだダンサー・チームが、サント・ニーニョ像を掲げながら音楽に合わせて「Pit Senor! Viva Sto. Nino!」と叫びながら練り歩きます。
このパレードは、様々な島や州、都市の代表者たちが参加。ダンスや写真、美女コンテスト、操り人形コンテストなど様々な部門で競い合い、素晴らしいパフォーマンスが繰り広げられます。
また、グランドパレードのほか、セブ最古の教会であるサントニーニョ教会でのミサをはじめとする様々な催しが実施されます。
昨年はコロナの影響で、リアルなパフォーマンスのほとんどは行われず、ビデオやオンラインを使って行われました。
セブでは、毎年、クリスマスや年越しが終わると、街中の装飾はシヌログ向けに変えられ、シヌログの音楽が至る所で聞こえてくるようになりますが、今年は台風の被害があるためか、いつものような盛り上がりは見られていない感じがします。
台風被害の募金活動が行われる2022年の「シノログ」(Sinulog)
今回もコロナの影響で、昨年に続き、今年も通常とは違った形での開催となりました。
地元紙の報道等によると、ストリートダンス等のリアルなパフォーマンスは行われず、代わりにビデオ上映や展示などが行われます。
そして、台風被害「オデット」被害者のための募金活動が行われるとのことです。
1月16日のセブの最高の祝祭のためのリアルなダンスパフォーマンスは行われず、Sinulogの歴史に関するビデオやインタビュー、過去のダンスパフォーマンスのリプレイ、文化的式典に関するその他のハイライトを特集する仮想ライブアクティビティに置き換えられます。
「Sinulog 2022 to focus on raising funds for typhoon victims」
inquirer 2022年1月8日付
2022年「シノログ」のスケジュールと見所(フィリピンのガイドサイト「sugbo.ph」)
「シノログ」の公式フェイスブックページ(ライブ配信もあります。)
「シノログ」の公式YouTubeサイト (ライブ配信もあります。)