【へそ周りのしこり】フィリピン・セブの病院でCTスキャンを受ける(セブ移住生活)

CTスキャン

フィリピン・セブの病院「セブチョンワホスピタル」(マンダウエ市)でCTスキャンを受けてきました。

へその周辺にいつの間にかできた“謎のしこり”が気になったため、病院を受診。
詳しく調べる必要があったため、CTスキャンを受けました。

CTは初めて受けたのですが、しこりの結果だけでなく、体の中の実に色々なことが分かるのですね。
「歳を取ったなぁ」というか、ちょっと気が滅入る結果となりました。

フィリピン・セブに移住して7年目の私が、セブでCTスキャンを受けた時の模様をお伝えします。

目次

突然、謎のしこりが出現!

CTスキャン

へその周りを押したら軽い痛みがあったので、つまんでみると2センチ幅位のしこりがありました。

その2週間位前から、へその周りに触れると軽い痛みがあったので、少し気になっていたのですが、単なる腫れだと思い「そのうち治るはず」と放っておいていました。

しかし、しこりは、ある程度の硬さがあり、なんとなく嫌な感じがしました。

ネットで調べてみると、情報は少ないのですが、医療相談などで「内臓の異常がひどくなると、へその周りに硬いしこりがあらわれる」「内臓の悪性腫瘍が原因で、へそにしこりを作ることもあります」などの記載もあり、心配になってきました。

「しこり」って、何か悪い連想をしてしまいます。

セブで重い病気になったら大変だ。
今はロックダウン中で日本に行くのも大変だし

気持ちが悪いので、とりあえず病院を受診してみることにしました。

セブの病院で「ジャパニーズヘルプデスク」を利用

チョンワ病院

今回はセブの「セブチョンワホスピタル」(マンダウエ市)内にある「ジャパニーズヘルプデスク」を利用しました。

「セブチョンワホスピタル」は、セブ州のあるビサヤ地方最大の最新の機器が揃っている病院です。「ジャパニーズヘルプデスク」では、受診の際、日本人スタッフが日本語でサポートしてくれます。

私は海外旅行保険に加入していませんが、毎年、日本に一時帰国しており、住民票は残して国保に加入しています。
このような場合、「海外療養費制度」が利用できると聞き、住民票のある市のホームページで申請書類をダウンロードして印刷して持参しました。

「ジャパニーズヘルプデスク」の利用方法や「海外療養費制度」については以下の記事をご覧ください。

外科の先生に診てもらう

「セブチョンワホスピタル」の「ジャパニーズヘルプデスク」に予約を入れ、受診しました。

まず、ヘルプデスク内の診察室で、問診や視診を行い、専門の外科医に診てもらうことになりました。

それから、外科医の先生の診察室に移って、視診や触診を行った結果、詳細な検査が必要ということで、エコー検査を行うことになりました。

先生は「詳しい検査結果で手術が必要か、必要ないかを判断する」と説明されました。
「手術」と聞いて、ドキッとしましたが、成り行きにまかせるしかないと思いました。

アクリル板越しの会話
イメージです。診察室にはこのようなアクリル板が設置されています。


病院ではコロナ対策をしっかりと行っていて、診察室では、イラスト(これは事務員ですが)のように医師の席はアクリル板で囲われています。

皆、マスクとフェイスシールドをして、たまに宇宙服のような防護服を着ている医師もいました。
それは手術の際に着用しているように見えました。

エコー検査とCTスキャンを行う

エコー検査 イラスト

視診や触診では、患部の詳しいことが分からなかったため、まず、エコー検査を行いました。

チョンワ病院
CTスキャンを行った機器。印刷物より

しかし、エコー検査だけでは分からず、さらに詳細を調べるためにCTスキャンを行うことになりました。
撮影がNGだったので、上の写真は印刷物です。この機械でCTスキャンを行いました。

撮影直前に水を1リットル飲むように言われ、購入したペットボトルの水を飲み干しました。

CTスキャンを日本で受けたことがないので分かりませんが、日本で受けるのとそんなに変わりないのではないでしょうか。

料金は
エコー検査が1,600ペソ(3,500円程度)、CTスキャンが14,800ペソ(32,500円程度)でした。(検査料のみ、診察料金、ヘルプデスク利用料などは別途)
やはりCTスキャンは高額です。
「海外療養費制度」を利用する予定とはいえ、いったん全額を支払わなければならないので、大きな出費となってしまいました。

フィリピン在住者が加入できる保険は以下の記事が参考になります。

診断結果は?

CTスキャン

CTスキャンの診断結果

果たしてCTスキャンの診断結果はどうだったでしょう。

すぐに結果は出ずに、数日後、病院へ行き、結果を聞きました。

結果を聞くのが少し怖かったのですが、「へその辺りからバイ菌が入り、それを阻止しようという体の反応で塊ができた。抗生物質で治まれば問題ない」ということでした。

抗生物質を処方するので、様子を見て、治まらない場合は再度検討とのことでした。

重い病気でなくてホッとしました。

オマケで分かったこと

それで、ホッとしたのですが、同時に分かった体の状態で、何点か注意が必要なことを言われました。
今すぐに治療は必要ないが、以下のような点に注意が必要とのことでした。

  • 肝臓に水泡のようなものがあるので、アルコールを控えた方がいい
  • 前立腺肥大の兆候があるので定期的に泌尿器科で検査したほうがいい
  • 腰の骨のずれが見られるので、重いものを持つときは注意
  • 肺の下方の肺胞が硬くなっていて空気をしっかり吸えない状態なので、年一回レントゲンで見たほうがいい。

へその周辺の部分だけだと思いますが、実にいろんなことが分かるのですね。
健康診断を受けたような気になりました。

50代半ばになり、体のあちこちに、衰えというか、問題が起きているといことが分かりました。
毎年、日本に一時帰国した際に健康診断を受けていましたが、今年はコロナで帰国せず、健康診断設けていませんでした。

今回の指摘は、普通の健康診断では多分わからない部分が多いでしょう。
そういう意味で、注意喚起ができたのでよかったと思います。

へその周りのしこりは、抗生物質を飲み、しばらくすると治まりました。
再度、診察を受け、問題なかったので治療は終了しました。

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