フィリピンは、基本的に熱帯モンスーン気候で、年間の平均気温が26~27℃と1年を通じて温暖な地域です。
日本のようにはっきりとした四季はありませんが、概ね以下のように分けられています。
雨季:6~11月 (うち台風シーズンは9〜11月)
乾季:12月~5月(うち4~6月は酷暑期)
しかし、日本も北海道と沖縄では気候が大きく違うように、フィリピンでもエリアによって異なります。
フィリピンへ渡航される際には、現地の気候についてある程度把握しておくと、滞在する上で役に立つでしょう。
ここでは、日本人が訪れる主要な都市のマニラとセブ、バギオの雨季と乾季、服装についてご紹介。セブに移住して7年目の私がセブで実際に感じている季節感についてもお伝えします。
フィリピン・セブの移住に関する情報(まとめ)はこちらをご覧ください
私はセブでクーラーも扇風機も使わずに生活しています
まず、セブに6年以上住んでいる私が感じた季節感についてお伝えします。
雨季と乾季の変わり目もはっきりとは分からず、雨季だと「何となく雨が多いかな」、乾季だと「雨がほとんど降らないな」と感じる程度です。
湿気の多い日も結構ありますが、「じめじめ感」はあまり感じず、湿気はそれほど気になりません。
暑さについては、1年中28度前後で、年間を通じて暑さの変化はあまり感じません。最初は「この暑さが続いて大丈夫かな」と思いましたが、意外とすぐに慣れました。
同じ30度であれば、日本にいる時の方が暑さは厳しいのではないでしょうか。
また、雨が続く日は、若干寒いと感じる日が年に数日あります。
私はテラスハウス型アパートに家族5人で住んでいます。クーラーも一応ついていますが、あまり好きではないので、ほとんど使っていません。
アパートには網戸がついているので、窓は常時開けっ放しで、過ごしています。
さらに、周囲の人に驚かれるのですが、扇風機も使っていません。
買うか迷っているうちに、無くても過ごすことになれてしまい、そのまま今に至っています。
風通しのよいところだと、窓を開けておくと意外と快適に過ごすことができますが、網戸がなく虫などが気になる場合は、窓を閉め切ってクーラーを付けてすごすのが一般的だと思います。
それでは、セブとマニラ、バギオそれぞれの雨季と乾季の概要について解説します。
セブ の雨季と乾季

【2019年・年間を通しての平均】(マクタン島)
平均気温28℃ 平均最高気温32℃ 平均最低気温25℃ 平均月降水量109mm
降水量は雨季(6~11月)に多くなりますが、乾季(12月~5月)との明確な区別はありません。
雨は強いスコールが1~2時間程度で終わることが多く、一日中降ることは少ないです。
また、フィリピンで発生する台風の多くはマニラ近郊で、台風の被害があまりありません。
一年を通して観光にも適していると言われています。
マニラの雨季と乾季

【2019年・年間を通しての平均】
平均気温29℃ 平均最高気温32℃ 平均最低気温25℃ 平均月降水量157mm
概ね6月初旬から雨が降りやすくなり、10月中旬まで雨季が続きます。
日本の梅雨とは違って、午前・午後の1回ずつ1~2時間ざっと降るイメージで、スコールと呼ばれています。
また、9〜11月ごろの台風シーズンは、フィリピン近海で発生する台風の直撃を受けることもあり、注意が必要です。
その際、日本のように下水道システムが整っておらず、メトロマニラ内のいくつかのエリア(川が近くにある場所等)は洪水になりやすいです。
一方、乾季はほとんど雨がふりません。12月頃から湿度も低くなります。
過ごしやすいベストシーズンは、12月~5月と言われています。
バギオの雨季と乾季

【2019年・年間を通しての平均】
平均気温18℃ 平均最高気温24℃ 平均最低気温15℃ 平均月降水量313mm
バギオは、マニラ北部・標高1500メートルの山岳地帯にあり、天空都市とも言われています
マニラやセブは、熱帯海洋性気候とされていますが、バギオの気候は、亜熱帯高原性気候で、高地にあるため涼しい気候となっています。
2019年度の平均気温は18℃で、マニラやセブと比較して10℃程度も低いです。
バギオの乾季は11〜6月、雨季は6月~10月頃。雨季はほとんどの日が雨で降水量が多いです。(ただ、他の地域同様、数時間だけ降るイメージです)
過ごしやすいイメージですが、「寒い」と感じる時が時々あるので注意が必要です。朝夜は10度近くまで冷え込む事があります。
比較的暖かい時期は、3月下旬から5月頃、最も過ごしやすい涼しい時期は、7月から9月頃、寒いと感じる時期は11月から2月頃と言われています。
服装について

マニラやセブなどフィリピンでは、年間を通して気温は温暖なので、基本的に半袖、半ズボンで過ごすことができます。
デパートやレストラン、タクシーの中など、エアコンが強く効いている場所では、寒いこともあるので、冷房が苦手な方は長袖の上着を一枚持っていくとよいでしょう。
それと、スコールに備えて折りたたみ傘などの雨具も用意しておきましょう。
一方、バギオはフィリピンの中では珍しく涼しいエリアなので、基本的に長袖、長ズボンで、カーディガンやパーカーなど厚手の服もあると便利でしょう。ジャケットや薄目のダウン等を用意される方もいます。
フィリピンの雨季と乾季、気温・降水量 まとめ
フィリピンは、基本的に一年を通じて温暖な地域ですが、季節によって南国特有のスコールや台風があったり、バギオのように例外的な気候のエリアもあります。
渡航先の特徴に合わせて準備をしておくと、より快適な生活が送れるでしょう。