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「子供を英語バイリンガルにするには教育移住すればよい!と気づいた日~教育移住日記①」からぜひお読みください。
「自宅でも英語を」と先生に勧められた
移住して初めての1学期が終了し、幼稚園で頂いた評価表(通知表)を見ながら先生と保護者が話し合う二者面談が、各子どもにつき20分ずつ設けられた。
花子の担任からは「花子がもっと英語を覚えられるように、自宅でも英語を話したり、英語の本の読み聞かせをしてはどうか」と言われた。私は、日本語も学ばせたいので自宅では日本語で話し、日本語の本しか読んでいないと伝えると、「なるほど。了解です」と快く納得してくれた。
自宅でも英語を使うように努める母親たち
そこで何の気なしに、花子のクラスで、自宅では英語を話していないお子さんがどのくらいいるか聞いてみた。花子のクラスはフィリピン人や中国人、ヨーロッパ人など全12人だ。
先生の回答を聞いて驚いた。自宅で英語を話していないのは、花子だけというのだ。実際、花子の送迎時にクラスメイトの親ごさんに聞いてみると、その通りだった。
フランス人の母親「スイス人の夫も(フランス人の)私も、子どもには英語で話しかけているわ。理由はもちろん、英語を早くマスターさせたいから。フランス語を子どもが全く知らないのは残念だけど、あきらめている」。
フィリピン人の母親「夫婦ともフィリピン人で、自分たちはローカル言語で育ったけれど、いま家庭では英語だけを話しているわ。子どもの教育のためにそうしようと夫婦で決めたの。子どもを私立に入れたのも、外国人の友達をつくり、お友達との普段の会話も英語にさせたいからよ」。
しかし本来、子どもをバイリンガルに育てたい場合、家の中で親は母語で話しかけるべきだ。
英語力を高めたいばかりに、つい親も、母語ではない英語で話しかけるほうがいいと考えがちである。でもそれでは、語彙力と知識力が伸びない。このテーマは別のブログで述べたい。
いずれにしろ、子どもの英語力を重視する母親が外国人にもいた。彼女たちが「子どもの言語」について真剣に考え、健闘している様子には親近感を覚えた。(続く)
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